FAUCHONが、世界初となる『フォション・ロテル』をパリにオープンするらしい。
FAUCHONといえば、日本では紅茶だろうか?1972年に海外一号店として日本橋高島屋に『フォションブティック』がオープンし、アップルティーが爆発的な人気に。贈答用のフレーバーティとして、その名を一躍お茶の間に浸透させた。
2 0 0 2 年には、ポップで多彩な味のエクレアを発売。絵画をプリントするなど、独創的でデザイン性の高いエクレアを次々と発表し、スウィーツブランドとしても人気になった。現在は、日本全国で3 0 店舗(ベーカリー2 2 店舗を含む)を展開している。
FAUCHON は1886年、創業者オーギュスト・フォションが、スパイスや鮮魚、ワインやハムなどを扱う食料品専門店をフランス・マドレーヌ広場にオープンさせた。1890年代にはワインセラー、ベーカリーやパティスリーを次々と開業させ「珍しくて極上の食品だけを提供する」ことをモットーに、フランスの美食界をリードし続けている。
その、FAUCHONのホテル第一号『フォション・ロテル』は、2018年、パリ・マドレーヌ広場にオープン予定だ。
ヒューマンスケール(50室~150室)のホテルで、スパ、フィットネス、テラス付きレストラン、バー、プライベートサロンなどを完備。ビジネス利用40%、レジャー利用60%を想定し、ハネムーンなどの特別なシーンにも選ばれるホテルを目指すという。
『フォション・ロテル』は、2020年に日本でもオープンするという情報があり、もし実現すれば、ユーザーとしては従来とは違う、それぞれのライフスタイルやブランドイメージ、独自のコンセプトからホテルを選択する楽しみが、また一つ増える。
食品やファッションなどの異業種から、ホテル事業に参入する企業は増えそうだ。日本ならば、例えば、資生堂あたりがラグジュアリーなホテルを世界展開してくれると面白いと思うのだが……(どう?)