マニアックすぎる?!日本一知名度の低い路線バス芸人「もりあきのり」とは

2017/01/26
N田 N昌

『アメトーーク』(テレビ朝日)でお馴染みの「〇〇芸人」。

 

今、芸人さんの世界には、様々な〇〇芸人というジャンルが存在します。「家電芸人」、「ドラえもん大好き芸人」、「メガネ芸人」、「読書芸人」、「自転車大好き芸人」、「天下一品芸人」、「バーベキュー芸人」、「お腹ピーピー芸人」など

 

ほんとに様々な〇〇芸人さんがいらっしゃいます。そんななか、路線バス芸人として密かに(笑)活動しているのが、こちらの「もりのりあき」氏でございます。

 

 

アメトーークはもちろん、ほぼメディアへの露出はゼロでございます。これだけ「〇〇芸人」が注目を集めており、さらに、「路線バス」という最強コンテンツを持っているにも関わらず…

 

まずは、そんな理由が垣間見られるプロフィールをご紹介

・職業:芸人

・芸歴:13

・生年月日:19671027日(49歳)

・主な経歴

 

愛知県生まれ。神奈川県育ち。大学卒業後、某有名百貨店に就職。毛皮を150着注文しなければならならいところを、500着注文してしまい小会社に出向。こちらのエピソード、先輩のナイツさんがネタにされております。ネタの発注数は年々増えており、今年はついに1万着になっているとか…。

 

そして、某有名百貨店を辞めて、2003年に大空遊平・かほり師匠に弟子入りし、漫才協会所属の芸人に。現在、独特な漫談で漫才協会の「秘密兵器」として大活躍中でございます。

 

その他の情報としては…「ほぼテレビに出たことがない」、「普段は古本屋でバイトしている」、「芸人なのに話が下手」、「オチを言う前に笑ってしまう」、「妄想好き」、「年下の芸人に尊敬されつつ馬鹿にされている」、などがございます。

 

そこで!今回は、そんな路線バス芸人「もりあきのり」氏のおすすめ路線をちょこっとだけご紹介!

 

ジェットコースター気分が味わえる路線

都内屈指の坂をバスで下る!アップダウンが激しく、一番後ろにのると、お尻が痛くなるほど。路線バスに乗りながら、ジェットコースター気分が味わえる。

 

新宿の曙橋界隈は、特にアップダウンが激しいらしい。

〈白61〉新宿駅ー練馬車庫

合羽坂、目白新坂

〈上69〉上野公園(上野駅)ー小滝橋車庫

安藤坂、富坂、東富坂、切通坂

 

人恋しくなったら、人間不信になったら行ってほしいバス停

渋谷の道玄坂を登ったところにある「大坂上」「道玄坂上」のバス停が、人恋しくなった時、人間不信になった時にはおすすめ。

 

ものすごく本数が多いので、一人で待っていると、どんなバスでも停まってくれて話しかけてくれる。5分いるだけで10台は通るとか。運転手さんがかまってくれるので、一人じゃないと実感できるらしい…。

 

運転手さんのテクニックが楽しめる路線

「この先道がせまくなります」「カーブが多くなります」などのアナウンスが頻繁に入る路線なので、乗っているだけでテンションが上がるのだとか…。

 

映画の逃走シーンで使われるような狭い道、普通の商店街の中にも、何食わぬ顔で突入していくそうです。とはいえ、細い道に入らないといけないので車体が一回り小さいのも特長だそうです。

 

特にすごいのが〈渋72〉。目黒不動尊の境内の中をバスで普通に通過します。ただし月一回28日の縁日の時だけバスでは通れないので、一つ前のバス停で降ろされて境内の中を歩かねばならず、強制的に縁日を楽しむはめに、、、

 

さらに先に行きたい人は、一つ先のバス停まで歩かされ、同じ系統のバスに乗り継がなければなりません。証明書がもらえるので、もちろんタダ!

 

テクニックが楽しめる<71><72><06>は、すべて東急バスで、もりあきのり氏は「目黒3きょうだい」と勝手に命名しているそうです。

 

〈渋71〉渋谷駅ー洗足駅

〈渋72〉渋谷駅ー五反田駅

〈黒06〉目黒駅ー三軒茶屋駅

 

そんな漫才協会の秘密兵器・もりあきのり氏の姿を一度見てみたい!という方、方法はかなり限られております。彼の漫談が楽しめるのは、浅草にある東洋館だけ!だけでございます。

 

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N田 N昌
この記事を書いた人

N田 N昌

放送作家・ナンセンス絵本マニア 「有田とマツコと男と女」「レゴニンジャゴー(アニメ)」 「天才テレビくんMAX」「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」 など、テレビ・ラジオ番組の構成脚本を担当。

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