錦鯉ファンには絶対刺さる!M-1を毎年観ている人が読むべき漫☆画太郎絵本とは…

2021/12/29
N田 N昌

毎年12月に行われる漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2021」。

今年、第17代王者に輝いたのは、最年長のお笑いコンビ「錦鯉」でした。今年のM−1の総括として「ボケの時代」と言われておりますが、まさに決勝に残ったメンバーもそれを象徴するような3組でございました。

とくに、ド直球のおバカボケを何度も繰り出す錦鯉さまのネタはまさに、ボケの時代を象徴していたように存じます。

そんな今年のM−1、そして、錦鯉さまのネタを観て頭に浮かんだのが、「地獄甲子園」「珍遊記」シリーズなどを手掛けるギャグ漫画の生けるレジェンド、漫☆画太郎さまでございます。

M−1を毎年観ているようなお笑い好きの方のなかにはご存知の方も多いのでは。

少なくともM−1の舞台に立っている芸人さんは必ず目を通していること間違いナッシングな伝説のギャク漫画家でございます。そのスタイルはまさに錦鯉とオズワールを足して割るのではなく、2をかけたような作風でございます。

お笑いマニアで、まだ読んだことのない方には、是非一度読んで頂きたい漫画でございます。

読んだことのある方には、是非、最新刊を読んで頂きたいのでございます。といっても、漫画ではございません!実は画太郎さま「ガタロー☆マン」という名義で絵本デビューをされているのでございます。先日も好評につき2作目の「おおきなかぶ~」を出されたところでございます。

「おおきなかぶ~」(作:ガタロー☆マン 出版社:誠文堂新光社)

大人絵本ブームで、タレントさま、アーティストさま、芸人さま、漫画家さま、などなど有名人の方々が続々、絵本作家デビューされておりますが、こんな早いペースで2作目を出された方はいらっしゃらないかと存じます。それだけ人気が高いのではないかと…。

内容はというと、子どもたちに長く読み継がれる絵本「おおきなかぶ」、こちらをガタロー☆マンさまが独自の解釈を加えた絵本でございます。

漫画と同様、ストロングスタイルでございます。超強烈なボケ、それを天丼(同じギャグやボケを二度、三度と繰り返すことで笑いを取る手法)、いや、連打するスタイルでございます。画太郎ファンは、もちろん、今年のM−1(ボケの時代)を面白いと思った方、錦鯉の笑いが好きな方にはハマること間違いナッシングでございます。

是非、書店の絵本売り場に足をお運び頂きたいのでございます。

ちなみにデビュー作はこちら、「ももたろう」でございます。

 「笑本 おかしばなし ももたろう」(作:ガタロー☆マン 出版社:誠文堂新光社)

(文:絵本トレンドライター N田N昌)

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この記事を書いた人

N田 N昌

放送作家・ナンセンス絵本マニア 「有田とマツコと男と女」「レゴニンジャゴー(アニメ)」 「天才テレビくんMAX」「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」 など、テレビ・ラジオ番組の構成脚本を担当。

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