もうすぐ待ちに待ったゴールデンウィークです。今年は5月1日(火)と2日(水)に休みをとれば、9連休となります。この間、飛行機で海外に行く人も多いのではないでしょうか。
とはいえ「飛行機内で具合が悪くなった」という人もちらほら。そうです。長時間飛行機に乗る場合は健康面に十分気をつけないと、せっかくの旅行が台無しになってしまいます。
飛行機内の健康面トラブルの一つが脱水状態。渡航医学の専門家、大越裕文先生は「高度1万m以上を飛ぶ飛行機の中は、湿度が低く乾燥した脱水しやすい特殊な環境です」と警鐘を鳴らします。
ジャンボ機で約40人の水分バランスを確認したところ、およそ1時間で体重1kgあたり2mL、つまり体重50kgの人は1時間で100mLの水分が失われていることが分かりました。
さらに、大越先生によると「飲酒」と「トイレのガマン」も脱水の一因になるそう。機内の環境で飲酒による利尿作用が起こると、脱水リスクは高まります。
反対に、隣の席に人が寝ていたりするとトイレをガマンしてしまいがち。だからと言って水分を控えてしまうと、脱水の要因になってしまうのです。
海外旅行者1,000万人が下痢に。その水、大丈夫?
さて、もう一つ注意しなければならないのが「旅行者下痢症」です。これは海外旅行者に多くみられる症候群の一つ。
特に途上国への旅行による旅行者下痢症は、細菌が主な原因、次いでウイルス、寄生虫。研究者によると毎年、世界中で海外旅行者の20%〜50%、約1,000万人が下痢になっているそうです。
当然、下痢は脱水状態につながります。水分が必要になった時、「煮沸して飲む」、「露店で販売している水は避ける」など予防策はありますが、一番はあらかじめ信頼のできる店から買っておくか、ホテルの水を自分で持っていくことです。旅先では旅行者下痢症になりやすいことを前提に、その対策を知っておくことが大切です。
大越先生が旅先の新習慣として提唱しているのが「経口補水液パウダー」。水分とともに塩分などの、必要な電解質が速やかに体に吸収されるようになっており、これを1、2袋、脱水状態になった時のために携帯しておくと安心です。
大塚製薬工場の経口補水液OS-1にもパウダータイプがあります。15g500mL用と30g1L用があり、旅行をしっかりサポート。かさばらないので、持ち運びもラクラク。おすすめです!