元サッカー日本代表の前園真聖とアーティスト・田村大氏が、10月29日に都内で行われた「HUBLOT FIFAワールドカップ カタール 開催記念イベント」にゲスト出演した。
スイスの高級腕時計ブランド「HUBLOT(ウブロ)」は、2022年FIFAワールドカップ カタール大会で4大会連続となるオフィシャルタイムキーパーを務める他、アパレルプロバイダーとしてサッカー日本代表を応援する。
日本代表限定モデルが新発売されたのを記念して実施された今回のイベントでは、新発売される日本代表限定モデルで、最新コネクテッドウォッチ「ビッグ・バン e ブルー ヴィクトリー」、カタールW杯でレフェリー全員が身に着ける公式ウォッチ「ビッグ・バン e FIFA ワールドカップ カタール 2022」の紹介。さらに、オープン1周年を迎える「ウブロ表参道ブティック」近くの大階段に登場する、田村氏制作の大型イラスト作品がお披露目された。
「ビッグ・バン e ブルー ヴィクトリー」を左手首に着用して登壇した前園は「この鮮やかなブルー、そしてやっぱりこの日本代表のエンブレムが気持ちを高揚させるし、今までよりフェイスがちょっと大きくなっているのが格好良い。代表選手もこれをつけたらモチベーションも上がるのでは」と、特別な1本を絶賛。
また、スイスから届いたばかりというカタールW杯レフェリーボードが登場すると、前園は試合中のレフェリーさながらに両手で高々と頭の上まで掲げてみせた。「なかなか経験できないこと。テレビではよく見ていたけど、レフェリーになった経験はないから。普通であれば四角いボードだが、この形が格好良い。(W杯で)トップレフェリーが掲げるもので、世界のトップレフェリー以外で掲げたのは僕が初めてかも」と興奮気味に話した。
さらに、田村氏が描いた日本代表のイラストについては「迫力がすごい」「飛び出してきそう」と称賛し、「うらやましい。僕らの頃にはなかったから」と本音を漏らす一幕も。田村氏から「いつか何かでコラボレーションを」と声を掛けられ、うれしそうな笑顔を見せていた。
続けて、発表を3日後に控えたW杯の日本代表メンバー予想やグループリーグの勝敗予想、今大会の注目選手についてトークを展開。
前園は日本代表メンバーについて「誰が選ばれても(おかしくないくらい)選手はそろっていると思う。今回は26人とイレギュラーだが、スタメン11人だけではなく、ベンチも含めて重要になってくる。その辺りも含めて、森保(一)監督はいろいろ考えて、選考していくのでは」とコメント。
注目選手には「同じドリブラー」と堂安律選手の名前を挙げる。さらに、「若手とベテランのバランスが重要。若手が伸び伸びとできるのは、ベテランがいてこそ」と吉田麻也選手にも期待した。
日本以外の注目選手を聞かれると、「(リオネル・)メッシとクリスティアーノ・ロナウド、『最後の大会になるだろう』と言われているが、二人がサッカー界を引っ張ってきたし、もちろん今大会も注目される。だけど、そこに割って入るのが(フランスのキリアン・)ムバッペだと思う。彼のプレー、スピード、技術というのは、見るものを引き付ける。個人的にはムバッペに注目している」と明かした
続いてのトークテーマは、日本代表が戦うグループEについて。ドイツ、コスタリカ、スペインの順で戦う日本代表の試合は「厳しい」ときっぱり。「ただ、世界中が注目しているのはドイツとスペイン。日本はそんなに勝てないだろうと思われている。そこに隙があると思う。ドイツのブンデスリーガで日本人はたくさん活躍している。リスペクトはするけどリスペクトはし過ぎず、恐れずに戦えば十分にチャンスはある。毎回言っているが、初戦が一番大事」と、日本代表にエールを送った。
最後に、前園が「今年は11月というイレギュラーな形で始まるが、選手たちも直前までリーグ戦で一生懸命頑張っている。選手たちはピッチで頑張るから、皆さんにも盛り上げていただければ。そのために、僕も一生懸命日本代表を応援して、盛り上げていきたい」と呼び掛け、イベントを締めくくった。