先日(3月25日)放送されておりました「ボクらの時代」(フジテレビ系)で俳優の高橋一生様、ミュージシャンの金子ノブアキ様、俳優の斎藤工様の鼎談が、未公開スペシャルとして紹介されておりました。
その際の3人のトークテーマが「結婚とカマキリ メスに食べられるオス」。その中で、高橋一生様はアンコウは子供を産むために合体、オスがメスに溶け込むという今流行りの“ざんねんないきもの話”を披露。
さらに、高橋様は「普段、そんなことばかり(自然界の不思議)考えている」とプライベートも披露。ただ、このようなお話のネタ元は、「ざんねんないきもの辞典」ではなく、「カコさん」なのだとか。
「カコさん」とは?…
高橋様は番組の中で、「子どもの頃、カコさんの本(絵本)が大好きだった。『地球』とか『宇宙』とか、絵本なのにとにかく情報量が多くて…。『ウォーリーをさがせ』の登場人物にみんな名前が付いているレベルの情報量で、子供の頃に衝撃を受けた。大人になってからは、小説や詩集が好きだったけど、一周して今は、カコさんばっかり読んでいる」と、熱弁をふるわれておりました。
高橋様が紹介されていた『地球』『宇宙』は、共に科学絵本というジャンルに属する絵本。カコさんこと、“かこさとし(加古里子)”様は、この科学絵本の分野では第一人者的存在でございます。
そして、情報量が多いのもカコ様の特長でございます。ちなみに、カコ様は、もともとは科学者でございます。テレビキャスターの経験もございます。子供の頃、高橋様のようにカコ様の科学絵本をワクワクしながら読まれた経験のある方も多いのでは…。
ちなみに、カコ様は、「だるまちゃんとてんぐちゃん」「からすのパンやさん」でもお馴染みの超大御所絵本作家様でございます。「ああ、あの…」と思われた方も多いのでは。そう!あの絵本の“かこさとし”様でございます。
カコ様は、今年3月31日でなんと!92歳。しかも現役バリバリでございます。今でも超売れっ子作家レベルのペースで新刊を出されております。長年愛されてきた「だるまちゃん」シリーズの新刊も、今年1月に3冊同時刊行されております。ちなみに、これまで出されている本の数は児童書だけで500冊を超えでございます。
だるまちゃんシリーズが去年50周年ということもあり、最近、カコ様を特集した本も多数出版されております。高橋一生ファンの方、カコ様に興味を持たれた方は是非、そちらも読まれてみてはいかがでしょうか…。
(N田N昌)