「ONE PIECE」の尾田栄一郎先生にも一度読んで頂きたい冒険絵本

2018/05/21
N田 N昌

小生も大好きな人気漫画「ONE PIECE」。主人公のモンキー・D・ルフィが仲間との友情を大切に冒険する物語でございます。「週刊少年ジャンプ」で20年以上にわたって連載され、42以上の国で愛されている世界的な名作でございます。

そんな「ONE PIECE」の絵本が先日、出版されました。それがこちら。

「ONE PIECE picture book 光と闇と ルフィとエースとサボの物語」でございます。2016年に絵本作家デビュー、ゴイスーなペースで絵本を出版している注目の絵本作家、長田真作様の作品でございます。どの作品も、大人からの評価が高いアート絵本でございます。こちらの絵本は、ルフィ・エース・サボの子供時代をモチーフした作品で、原作者の尾田様も「想像力で変化する絵本です」と絶賛されております。

そんな尾田様に是非、もう1冊読んでみて頂きたい絵本がございます。こちらも、大人が楽しめる冒険絵本でございます。もちろん、「ONE PIECE」同様、子供も大人も楽しめます。それがこちら。

「ドングリ・ドングラ」(作:コマヤスカン)

冒険ものの絵本は、たくさんございますが、こちらの絵本は、視点がシュールで尾田様の「ONE PIECE」同様、大人がハマる要素が多い絵本なのでございます。

どんなお話かというと…

カシ、クヌギ、シイ、カシワ、トチノミ、クリ、松ぼっくり、などなど、大きさも形も様々なドングリたち一族が大冒険を繰り広げる物語でございます。海の向こうに浮かぶ島が噴火するのをみたドングリ達が、「僕らの旅を始めよう」と呼びかけます。すると、あちこちの森から様々なドングリ達が大集結。その島を目指します。

途中、様々な障害に出くわします。天敵のリスとのバトルもあります。さらに、ドングリならではの予想もつかない悲劇に見舞われます。しかし、野を超え山を越え、海を渡り、目的地である島に到着いたします。しかし、到着した島は火山の爆発の影響で…に。果たしてドングリ達の運命は…。大ドングリ返し、…大どんでん返しはあるの…。是非、手に取ってお確かめくださいませ

各ページ、たくさんのドングリ達が登場しますが、各々、細かく描かれております。彼ら一人一人の服装、手に持っているものをチェックするだけでも楽しめるのでございます。リーダーの姿が、アンパンマンに見えるのも、作者の狙いなのか、偶然なのか…。絵も思う存分楽しめるが絵本の良いところでございます。

「ONE PIECE」ファンの方々には読んで頂きたいのでございます。そして、お忙しいとは思いますが、尾田先生にも是非読んで頂きたいのでございます。

(文:N田N昌)

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この記事を書いた人

N田 N昌

放送作家・ナンセンス絵本マニア 「有田とマツコと男と女」「レゴニンジャゴー(アニメ)」 「天才テレビくんMAX」「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」 など、テレビ・ラジオ番組の構成脚本を担当。

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