それは1日に都内で行われた、映画『長いお別れ』公開記念舞台挨拶でのこと。蒼井優、竹内結子、松原智恵子、北村有起哉、蒲田優惟人、中野量太監督が参加したゾ。
非常にヒジョーニに残念なことに、超ベテラン俳優・山﨑努は都合がつかずに欠席。しかしその代わりに等身大パネルがステージには登場し、司会によって手紙が代読された。そこには「昇平さんと僕は同年齢。彼とともに暑い一夏を過ごしました。今“ゆ~っとするんだな”のシーンを思い出しています。皆さんも時々、芙美(蒼井)のように“ゆ~っ”と寝ころんでください」とのメッセージ。
それに蒼井は「山﨑さんの著書『俳優のノート』を10代の最後の方に買って、それに一生懸命線を引きながら読んで学んできて、こうして10年以上のときを経て大先生と共演できた感じがある」と山﨑との念願初共演にシミジミで「自分にとって意味のある作品になりました」と心境を吐露した。その横顔、美しすぎた…。
映画にちなんで『時代が変わっても変わらないでほしいこと』を聞かれた蒼井は「値段は変わらないのにハンバーガーやアイスのサイズが変わって小さくなるのは切ない…」と笑わせつつ「誠実な映画作りはなくならないでほしい。いい時代に映画の世界に入れてもらったので、自分が映画に触れて得た興奮を次の世代にも味わい続けてほしい」と継承に願い。
竹内は「私も食べ物のサイズは変わってほしくない。でも私の手が大きくなっただけではないのか?とも思う」と、蒼井の食べ物の実質値上げ疑問にかぶせつつ「この映画には、恋人であり家族であり親子であるという部分が詰まっているので、私も健康的にいつまでも美味しくゴハンを食べ、美味しいお酒を呑めればいい」と変わらぬ家族愛を理想としていたゾ。