超人気俳優の新田真剣佑、誰も話してくれず目も合わせてくれず「ちょっと寂しかった」

2020/01/27
石井隼人

“サヨナラ”がくれた僕たちの“はじまり”の物語-。若手人気俳優の新田真剣佑と北村匠海がW主演する完全オリジナル映画『サヨナラまでの30分』が、ついに全国公開!翌25日には東京のTOHOシネマズ日比谷にて公開記念舞台挨拶が行われ、主演の新田真剣佑、北村匠海のほか、共演の久保田紗友、葉山奨之、上杉柊平、清原翔、そして萩原健太郎監督が参加した。

1年前に死んだバンド「ECHOLL」のボーカル・宮田アキ役の新田は、印象的なシーンについて聞かれると「颯太とアキがぶつかるシーンはアキとして感情が凄く動いて、正直に自分の思いを颯太にぶつけることができました」と回想。カセットテープが再生される30分間だけアキと中身が入れ替わる颯太役の北村は「真剣とは常に一緒で、お互いがお互いを支えあっているような気持ちでやっていました。自転車のシーンや家のシーンも思い出深くて、特に2人で家にいるシーンはアドリブが多くてお気に入りです」と紹介した。

バンド「ECHOLL」のピアノ担当でアキの恋人・村瀬カナ役の久保田は、その家のシーンついて「撮影3日目の関係性であそこまでの親密な雰囲気が出せるのは凄いと尊敬」と主演2人をリスペクト。バンド「ECHOLL」のギタリスト・山科健太役の葉山は「クライマックスで颯太をフェスに連れ出すシーンは、なんとクランクインの次の日の撮影でした。だから気持ち的にも凄くきつかった」と演技の調整に苦心したことを明かすと、北村は「でもすごくいいお芝居で。そのパワーに圧倒されて涙が出そうになった」と労っていた。

バンド「ECHOLL」のドラマー・重田幸輝役の上杉は「回想シーンでアキと坂道を走ったのは楽しかったです。ただ早朝の撮影でみんなゲッソリとしていた」と思い出し笑い。バンド「ECHOLL」のベーシスト・森涼介役の清原は「みんなで行った居酒屋のシーンが楽しかった」というも「僕らに見えない設定のアキが相槌を打ったり、僕らを笑かしにくるのでついつい見てしまってNGになったり」と新田のおちゃめな一面を暴露。それに新田は「(北村以外の)誰ともセリフのやり取りがないので、みんなのお芝居に対してチャチャを入れることしかできず。ちょっと寂しかったかな」と可愛らしく肩をすぼめていた。

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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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