「BABYMETAL」と「ももクロ」の意外な共通点!本当の狙いとは?

2016/04/15
放送作家 石原ヒサトシ
まず、そもそもの疑問が「アイドルがどうしてヘヴィメタなんかに手を出したか」でした。“ヘヴィメタなんか”とあえて卑下してしまいますが、日本では80年代に少しブームが来たくらいで、歪んだギター音・叩き続けるドラム・長髪・肌の露出・暗く暴力的な雰囲気・ヘッドバンキング……イメージとして決して万人受けする世界観じゃないです。


特に若い女の子からは敬遠されがち、なのになぜ?

 

BABYMETALをプロデュースしているのはKOBAMETAL(小林啓さん)。たぶん、“誰も手を出さないからじっくり造ることが出来る”と思ったのではないでしょうか。

AKBやももクロ等と同じ事をしたのではダメだし、地下アイドルにもいろんなタイプがいる。アイドル戦国時代と言われる中で奇を衒うことも必要です。


そこで、まだ、どこも手を出していないジャンルであるヘヴィメタルが面白そうだ、と。

事務所(アミューズ)ではPerfumeに続くアーチストを模索していたそうで、そんな時に目に留まったのが、まだ小学生だったSU-METALこと中元すず香さんです。

 

そもそも、中元さんはアミューズが作ったアイドルユニット『さくら学院』内のクラブ【重音部】に所属という形で活動していました。

 

“重音”とあるように、メタルとアイドルを融合したグループ構想を、この頃、すでに練っていたそうです。つまり、初めから、今のようなビジュアルも見えていたのでしょう。

 

今でこそSU-METALの歌声には圧倒されますが、小学生当時の歌声をYouTubeで確認する限りでは、単に歌が上手い子という印象。この声がメタルサウンドに合うと感じたのか?レッスンでメタルボイスに仕上げようと思ったのか、素人耳には分かりません。

 

ともかく2010年、メインボーカルの両サイドに天使が舞うイメージでダンス担当のYUIMETAL、MOAMETALの2人を加え「BABYMETAL」は結成されます。

アイドルだからバンドじゃなくてイイ

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放送作家 「クイズ雑学王」、「ボキャブラ天国」等 バラエティを中心にイロイロやってきました。なんか面白いことないかなぁ~と思いながら日々過ごしています。野球、阪神、競馬、ももクロ、チヌ釣り、家電、クイズ・雑学、料理、酒、神社・仏閣、オカルトなことがスキです。

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