4月の人事異動から半年。そろそろ好きな人、嫌いな人が出てきた頃ではないでしょうか?
好きな人はいいですが、嫌いな人って困りますよね。特にビジネスとなれば嫌いでも常に一緒にいる事になります。嫌いな上司の元で働くことにストレスが溜まるなんて事も。
そこで、嫌いな人へどう接したら良いのか?
都内の学校でカウンセラーをしている方に聞いてきました。
嫌いな人ってどんな人?
人を嫌いになるのは、複雑なようで単純。それは、相手が自分にとって心地の良くない態度や発言、行動を取るからです。人それぞれ相手からされて“イラ”っとするポイントは千差万別。だから、それぞれ嫌いな人が違う、人間それぞれ価値観が違いますから。だから、世の中に嫌いな人がいるのは仕方のないこと。
雑誌でも「嫌われる上司」の特集をしていますが、嫌われる上司、嫌いになる上司がいるのは当たり前のことなんです。
ただ、大人になれば嫌いな人を避けると言う行動が、日常生活の中で支障を起こし、大きな問題に発展してしまう…なんてこともありますよね。そこで今回、嫌いな人にどう接すればいいかをご紹介します。
日記を書く
自分の嫌いな人、苦手な人にされて嫌だと感じたことを書きましょう。読み返せば、どんなところが嫌いなのかが冷静に判断でき、自分は相手のどこを受け入れたくないのかがわかります。
嫌なところがわかれば、そうなるシチュエーションを避けることもできるわけです。また、日記を書くということは、自分の感情を吐き出し、整理する作業にもなると言われているので、ストレス解消にもつながります。
共通の友人を作らない
嫌いな人と共通の友人がいる場合、その友人を通して相手の近況を知ることや、逆に自分のことが相手に伝わってしまうことがあります。
また、仕事での失敗や、恋人との別れなど、自分の負の情報を嫌いな人に知られたと思うだけで、不快な気分になるものですから、TwitterやFacebookなど、気軽に他人の行動を把握することができる状況も避けてください。そのためには、嫌いじゃない人とは、なるべく最小限の接点に留めましょう。
周りの目を気にする
■挨拶は自分からする
例え嫌いな人であっても、挨拶をするのは常識です。「嫌いな人だから」と挨拶をしないでいると、自分が周囲の人から「常識がない人」と思われてしまうのです。つまり、周囲の人の目には子どもじみた行為に映り、相手とあなたも「同じレベル」だと思われます。相手よりもあなたの方が一枚上手だと思わせることが大事なんです。
■穏やかに話す
感情を持つ動物である人間は、嫌いな人に対して、ついきつい言葉を使ったり、怒ったように話したりしてしまいがちです。でも、その様子は、嫌いな相手だけではなく、周りの人にも見られています。そこで、あえて声の調子や表情などに注意を払い、「穏やかに」「ゆっくり」話すことを心がけると、周りの人は、嫌いな相手にも優しく接しているできた人と、自分の株を上げることになるのです。
席順には気を付けて!
会議や飲み会、長い時間、嫌いな相手と一緒に居なければいけない時は席順がとっても大事。なるべく相手から遠い席に座り、相手が自分の視界に入らないようにしましょう。一番避けたいのは、向かいの席。対面の席は、心理学的に”警戒””敵対”という意味があるので、何も問題が起こらないとしても、意識してしまう関係になってしまうのです。
大人なんだから仲良くする努力をするべきだなどと言えば言うほどストレスは溜まるものです。辛抱する時間よりも、解放されている時間の方が何事にも意欲が沸いてきますので是非、自分を高める環境を作ってみては如何でしょうか。