最近「コーチングを学びたい」「コーチングが流行っている」という声をよく聞く。 コーチングが目標達成に有効な手段であることが認識されつつあるが、「コーチングとは何ですか?」という問いに的確に答えられる人はなかなかいない。
コーチングを軸に事業を展開している入山代表に話を聞いた。
「コーチングはパフォーマンスを向上させる働きかけである」
コーチングは、スポーツ分野から始まり、最初は肉体的なことや技術的なことだけを指導していましたが、これだけでは結果が出ず、様々な試行錯誤が繰り返されました。
その過程で、より良い成果を上げるためには、肉体的・技術的な向上だけなく、心のパフォーマンスも向上させる必要があるということが判明し、この考え方がコーチングの基となります。
すなわち、コーチングとは「心と体の両方のパフォーマンスを向上させる」ことです。心と体のパフォーマンスを向上させることで、目標達成に必要な変化を促し、より良い成果を上げられます。
スポーツ分野で好成績を得られるようになったことで、他の分野、例えば、ビジネスや政治でもコーチングを活用できるのではないか。この仮説から、コーチングはさらに発展していったのです。
実際、ビジネスの分野では、Fortune 500(全米で売上上位500社が載っているリスト)の約6割の企業で、コーチングが採用された実績があります。
「コーチングによって抽象度とエフィカシーが高まる」
抽象度が高まると、物事を広い視野で捉えたり、細かい視野でも捉えることができるようになります。このギャップが大きいほど抽象度は高くなります。
例えば、なにか目標があった時に、抽象度が低いと「リソースがないから行動できない」という考え方になりますが、抽象度が高まると「リソースは行動しながら集めればいい」「どうやったら必要なリソースを集められるか」という考え方に変わっていくのです。
もう一つの重要な要素であるエフィカシーとは、「自己達成能力に対する自己評価」のことです。
エフィカシーが高まると、「自分には無理」というネガティブなバイアスが外れ、「自分ならできる!」と心の底から本気で信じることができます。
コーチングによって抽象度とエフィカシーが高まることで、成功の道筋が見え、「ゴール達成能力」と「問題解決能力」が高まります。
「シンコーチングでセルフコーチングが上手くできるようになる」
「コーチングは効かない」「コーチングを勉強したけど、うまく使えなかった」こういう話も度々見聞きします。
もしコーチングが効かないなら、それは正しくない心の運用技術を学んだのか、正しい運用の仕方まで学べていない、あるいは、運用技術を上手に扱えていないだけです。
これは例えば、「空手を習っているが、通信教育で文面だけで受講した」と同じようなことです。これでは、受け取り方によっては我流になってしまっているかもしれません。これが「正しい運用の仕方まで学べていない」あるいは「上手に扱えていない」ことに当たります。
そこで注目されるのが「シンコーチング」です。
シンコーチングとは、元祖のコーチングをベースに、より洗練され、より使いやすく、より今の時代に合うように最新のテクノロジーと統合した新しい形のコーチングです。
また、シンコーチングは「体得感」を非常に大事にしているため、コーチングをより上手く受け取ることに繋がり「セルフコーチング」が上手くできるようになります。
高いパフォーマンスを発揮できる心の運用が、本当のコーチングです。高いパフォーマンスを発揮するには、自分の心に詳しくなり、自分の心の扱い方が上手くなる必要があります。
だから、経営者やリーダーなど、収入面や社会に対する影響力といった、大きな成果を上げたい人々に、シンコーチングは愛されています。
「人にはそれぞれの役割が存在する」
私の20代は「年収5,000円のド底辺フリーター学生」でした。そこから現在は1億円稼げるところまで来ました。
人生の途中からでもちゃんと勉強して成果を出し続けている私だからこそ伝えられることがあるし、底辺を経験した私がコーチングを教えるから、この考え方を受け取ってくれる方がいます。
普通の人が、コーチングの技術をより上手く活かせるように伝えていくことは、私にしか出来ないと思っています。
だから世界3周とか、突拍子もないことをやって、普通じゃない成果を上げ続けています。元々普通な人が、普通じゃない成果を上げることで『より身近でより活かしやすい形でコーチングを受け取れますよ!』と伝えていく。これが、今の私の立ち位置です。