大阪ビジネス街の「たこ焼きカクテル」人気ナンバーワンだった

2023/10/27
其田雪花

大阪の意外な場所に、たこ焼きをつかった個性的なカクテルがあるらしい。

■梅田の絶景が見える場所へ

大阪随一の繁華街「梅田」から徒歩圏内に位置する「コンラッド大阪」。世界中でホテルを展開するヒルトングループが展開する、ラグジュアリーホテルのひとつだ。

ビジネスパーソンがひしめくOsaka Metro「肥後橋駅」直結の「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」の最上層を占め、フロントは40階に位置している。ホテルコンセプトの「Your Address in the Sky(雲をつきぬけて)」が示す通り、高層階から大阪市街を間近に見下ろせる抜群の景観が自慢だ。

フロントのすぐ奥に見える「40スカイバー&ラウンジ」に、どうやら例のカクテルが存在するらしい。早速、天井から吊るされたキラキラの装飾に迎えられながら入店すると、大きな窓の外に立ち並ぶ梅田のビル群が迫りくる景色に圧倒されるだろう。眼下に広がる絶景を眺めながら、ドリンクや軽食、アフタヌーンティーなどを楽しめる場所なのだが、果たして、こんなところでそんなものが、本当に見つかるのだろうか。

■空に舞うたこ焼き、不動の人気ナンバーワン

うわさに聞いた「たこ焼きカクテル」の正体は、コンラッド大阪のシグネチャーカクテル「タコヤキ・イン・ザ・スカイ」。ビーフィータージン、ドライヴェルモット、ブルーキュラソー、レモンジュースなどから構成された、鮮やかな水色が美しいカクテルだ。ふわふわの卵白の上には、竹串に刺さった「たこ焼き」が。決してそれっぽい見た目をしたスイーツなどではなく、正真正銘、ソースと鰹節をかぶった本物の大阪名物である。

大きな窓を背景に俯瞰してみると、それは紛れもなく「空に舞うたこ焼き」だ。これが、コンラッド大阪で不動の人気ナンバーワンカクテルらしい。

さらにメニューに目を通していると、「シャーナクナイ」という名のモクテルも発見。言わずもがな、これらの企画が通るのは、ここが笑いの聖地・大阪だから。ラグジュアリーホテルでありながら「お笑い」のエッセンスを堂々と散りばめる潔さや、スタイリッシュな雰囲気とのギャップにノックアウトされる。

■自分のご褒美に、ホテル・バーという選択を

ラウンジ&バーなので、もちろん食事も一緒に楽しめる。「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」や「ロブスタースパゲッティ」など、ホテルらしいおしゃれなメニューが並ぶなかに、「焼きそば」や「ナシゴレン」など気軽に食べられそうなラインアップも。たとえば、日々頑張っている自分へのご褒美に、素敵なバーでカジュアルな食事を楽しみながら、誰にも邪魔されず一杯のカクテルを味わうパーソナル・リトリートの時間なんていかがだろうか。

広報マーケティング担当の大塚妙香さんは、「ファミリーやグループだけでなく、場所柄、おひとりで立ち寄られるビジネスパーソンも多いですよ。カウンター席でお酒を楽しむ方もいれば、綺麗な景色が見える窓際のソファ席でパソコン作業をする方も。みなさまの過ごし方は様々ですね」と話す。

それもそのはず、「コンラッド」はビジネスとプライベートをシームレスに楽しむ「スマートラグジュアリー」と呼ばれるカテゴリーを自負している。フランクすぎず、尽くしすぎず、ゲストとの距離感をほどよく保ちながら心地よいサービスを受けられることに定評があるブランドだ。必要以上に気負わせない心のこもったおもてなしは、ビジネスパーソンや、ひとり客とも相性が良いはず。

■進化する大阪を、スタイリッシュに楽しむ

開発が止まらない梅田エリアには続々と新たなビルが建設され、「40スカイバー&ラウンジ」から見える景色も日々進化中。大阪の真ん中で「タコヤキ・イン・ザ・スカイ」を愛ながら、唯一無二の景色と、スタイリッシュであたたかいサービスを堪能してみては。

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其田雪花
この記事を書いた人

其田雪花

企業の広報&デジタルマーケティング担当を経て、ライターとして独立。大手旅行会社や外資系ラグジュアリーホテルでの勤務経験を活かし、旅、ホテル、空港など観光業界にまつわる記事をメインに書いています。とにかく旅行とホテルが大好き。日常の中では、家族や友人と美味しいものを食べる時間が癒しです。兵庫県在住。

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