NEXCO 中日本が運営する『コミュニケーション・プラザ川崎』がリニューアルオープンし、3 月 16 日に内覧会が開催され関係者等にお披露目されました。
コミュニケーション・プラザ川崎は、NEXCO 中日本が管轄する高速道路の歴 史、建設や管理、運営などを紹介する施設。2012 年 4 月の開館以来、国内外からのべ2万5000人の来場者があり日本の高速道路の歴史や技術を知るために訪れています。
内覧会に先立ち行われたオープンセレモニーでは、同施設を訪れたことがある川崎市立白幡台小学校の 2 年生の子どもたちと保護者も駆けつけ、代表 6 名の児童から施設スタ ッフへ手作りの PR ポスターや手紙が手渡されました。
セレモニー後は、いよいよ新しくなった施設内部が公開され生徒の保護者や先生、 そしてマスコミ関係者で賑わい、子ども達の明るい声が響きます。
今回のリニューアルでは、見て・遊べて・学べる親しみやすい施設として、国・ 企業の視察や研究目的だけでなく、ファミリーをはじめ、遠足、野外学習などの 教育分野での活用、また観光に訪れたインバウンド旅行者まで広い層が楽しめる内容 に改修しています。
館長は「以前はパネル展示が主でしたが、リニュアル後は最新の テクノロジー を利用し た「お絵かきシアター」「高速道路体感 AR ジオラマ」など体感・体験型のコンテンツを充実させました。子ども達をはじめ見学者の皆様に、もっと高速道路を身近に感じていただきたい」とアピールしました。
長さ 10mの巨大ジオラマ。AR(拡張現実)を融合させたモニターをのぞきこむ と、ジオラマのなかで起きているシーンの説明が表示されます。
高速道路がリアルに再現されたジオラマでは、新機能のARにより「(ジオラマに)絵が飛び出てきた!」とはしゃぐ子ども達。安全、安心に高速道路を利用するために 24 時間 365 日、働く人・クルマ・施設の紹介に興味津々です。
また、自らデザインしたクルマを大型スクリーンのなかに走らせることができる「お絵かきシアター」は、タッチパネルにお絵かき感覚で描けるとあって子ど も達に大人気。長蛇の列ができていました。
スクリーンのなかを走るオリジナルデザインのクルマを追ってパシャリ!「見て、見て~ママ!」
他にも、子どものみならず、大人も楽しめる展示が充実しており「高速道路の渋滞はなぜ起こるのか?」「なぜトンネルは丸い形をしているのか?」「防音壁のヒミツ」など高速道路に関する“どうして”が分りやすく体験しながら学べます。
ちなみに筆者は、最近のアスファルトの目が粗い理由をはじめて知りました。粗いことで雨などが吸収されやすく、また耐久性があるそうです。
なんと施設内には授乳室も設けられており、赤ちゃん連れの家族も安心して楽しめますね。
普段、何げなく利用している高速道路のヒミツをさまざまな角度から知って楽しめる『コミュニケーション・プラザ川崎』。お休みの日にドライブがてらお子 さんと一緒に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
『コミュニケーション・プラザ川崎』
■高速道路「東名川崎 IC」から約 5 分。
■東急田園都市線「溝の口駅」または同線「宮前平駅」からバスにて約 15 分。「溝の口駅」南口からバス乗車の場合は、溝15・16系統「宮前平駅」行き乗車「白幡八幡前」にて下車し徒歩 2 分 /「宮前平駅」南口からバス乗車の場合は、「溝口駅南口」行き乗車。「東名向丘入口」にて下車し徒歩 1 分。