「#脱・高速道路ナーバス 2020年の高速教習」ワークショップが開催

2019/12/18
岸豊

高速道路の運転が苦手な方って、けっこう多いんじゃないでしょうか?そんな人に是非参考にしてほしいイベント「#脱・高速道路ナーバス 2020年の高速教習」ワークショップが14日、日産グローバル本社で開催されました!年末っていうことで、高速道路を使った長距離運転が増えると思うのですが、東京ペーパードライバー教習所所長 佐藤徳孝さんの講義内容は一読の価値ありですよ!

日産の調査によると、高速道路の運転に苦手意識を抱えるドライバーは、運転免許取得者のおよそ4人に1人。毎週運転するベテランドライバーでも、6人に1人が「高速道路に出来れば乗りたくない」という意識を持っていることが判明しています。そんな「高速道路ナーバス」の5人に2人は「なるべく一般道を利用するようになった」とも回答しているそうです。

当日の講師・教官を務めた佐藤さんは、東京ぺーパードライバー教習所の所長であり、ぺーパードライバー指導歴は20年を数え、通算5000人以上のドライバーを指導して路上へと送り出してきた運転のスペシャリスト。高速道路での運転に関しては、年間180人以上を指導しているんです。

佐藤さんは、運転していて苦手と感じていることの第1位に上げられた「車線変更」について「車線変更をするときは、必ず、車線変更をしようとする車の前に入りたいという意識が強いんですね。常に前に入らないといけないということではなくて、基本は後ろに入った方が安全です」と解説。

相手の車が乗用車ではなく10tトラックの場合もあるとしたうえで「ミラーで見る見え方だけ、つまり距離だけで入ろうとしないで、基本は、距離も大事ですけど、相手の速度と自分の因果関係、これで入るのが一番安全です」とも話していました。なるほど。ミラーだけを見て車線変更しようとしちゃう方、意外と多いんじゃないでしょうか?

その後、日産自動車 ブランド&メディア戦略部の遠西高幸さんが登場。遠西さんは「佐藤さんが仰っていたように、ドライバーの運転スキルという意味でのソフト面と、我々メーカーが持っている技術を搭載した車という意味のハード面をかけ合わせることによって、より安心・安全に運転ができると思います」とコメント。

続けて遠西さんは、高速道路の同一車線走行時に使用できる日産の運転支援技術「プロパイロット」の魅力を「車間距離の維持、車線中央の維持、その二つをしっかりキープしてくれる」とアピール。9月に発売された「スカイライン」に搭載されている世界初の先進運転技術「プロパイロット 2.0」にも言及。

「車間距離の維持と車線中央の維持というところはもちろん、前に少し遅い車があったら、車の方で『追い越しをしますか?』という風に提案が来て、ただスイッチを押すだけで、ウィンカーを車側が自動で出してくれて、ハンドルを操作してくれて、追い越しまでやってくれるという、世界初の技術になります。なので、高速道路の入り口から出口まで、我々があまり得意ではない、苦手とするものを、車側がアシストしてくれるという技術になります」と力説していました。

その後、何かと話題の煽り運転に対する対策を聞かれた佐藤さんは「基本は、後ろから煽っている車を相手にしない。相手にしないっていうのはどうしたらいいかというと、ウィンカーを出して、左に寄せる。で、煽っている奴を先に行かせてください。その方が、自分も楽だし、嫌な思いをしない」とコメント。自分のミスで相手が怒っているときについては、ハザードを焚くことを勧め「そういったアイコンタクトを取ることによって、相手の怒りを収めるという風にした方がいいと思うんです。決して相手にしない」とアドバイスしていました。

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岸豊

フリーランスのライター/フォトグラファー。1991年生まれ。写真を撮ることが大好きです。Nikon D850、F6、F3を愛用しています。中判も大判も欲しい。 ホームページ→https://www.kyphotography.online/

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