2020年から感染が拡大した新型コロナウイルスも3年経った今、ようやく収束に向かっています。これまでコロナの感染症法の位置づけは新型インフルエンザ等感染症、いわゆる2類相当に分類されていました。しかし、今年5月8日に「5類感染症」に変更。5類感染症は基本的な感染対策の考えとして「政府として一律に対応を求めることはない」、「感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本」、「新型コロナ陽性者及び濃厚接触者の外出自粛は求められない」といったものが挙げられます。
多くの人が悩んでいた「外出自粛」は解禁になりました。しかし、コロナが5類感染症に変更となったのはゴールデンウィーク後。次の大型連休である夏季休暇は、ゴールデンウィーク以上に人々の海外旅行意欲が高まっています。
円安の今、海外といえばバリ島!
日経MJの調査によると「夏季休暇や秋のシルバーウィークに海外旅行に行きたい」という人はゴールデンウィークの4倍から5倍となっています。一方、欧米各国は円安や物価高の影響で旅行先として敬遠されているのも事実です。そこで注目を集めているのが東南アジア。特にインドネシアのバリ島は「トリップアドバイザーアワード2023アジア部門」で1位を獲得しており、海外旅行好きにとっては押さえておきたいトレンドと言えるでしょう。
バリ島で不動の人気を誇る「アヤナリゾートバリ」の支配人は「予約数が前年同期の3.2倍となっている」と話しました。
観光だけでなく短期留学も
バリ島といえばもちろん、青く広い空と透き通った海に囲まれるというラグジュアリーな雰囲気が魅力。「自然あふれるローカルな空気を満喫したい」という観光客も多くいます。また。もう一つのキーワードとなっているのが「子どものため」です。「子ども向けの新しい体験型プログラムが人気で、家族連れが目立つ」とアヤナリゾートバリ支配人。同施設では7月以降、「グリーンキャンプ」や「キッズプレイパーク」といった子ども向け体験型プログラムの企画が充実しています。
さらに、コロナ収束を期に子どもの教育を目的とした短期滞在もニーズがあるそう。7月にはガイドポストによる東南アジア初のリゾート内エデュケーションキャンプを導入。大自然の中で異文化を感じながら、英語によるモンテッソーリ教育を受けることが可能になりました。いわゆる1、2週間程度の親子短期留学です。
久しぶりの制限のない長期休暇。海外旅行で充実した時間を過ごすなら、バリ島は選択肢の一つに入れるべきかも知れませんよ!