
一般社団法人 日本ガス石油機器工業会が、10月7日の「カセットこんろとボンベの日」を前に、全国25歳以上のカセットこんろユーザー360名を対象とした使用実態調査の結果を発表。カセットボンベの防災備蓄について、本当に役立つ準備ができている人はわずかという実態が明らかになりました。
■防災を意識する人は3割超、一方でボンベの備蓄には課題
カセットこんろを使用する目的やシーンを尋ねたところ、最も多かったのは「鍋料理や焼き肉など食卓での調理」の66.4%でした。一方、「災害・停電など非常時に備えて」は32.5%となり、2番目に多い回答に。日常の調理だけでなく、災害時の備えとしてカセットこんろを意識している人も少なくないことが分かります。

しかし、実際に保有しているカセットボンベの本数は「1~5本」が68.9%で最多。政府が防災備蓄の目安として推奨している「1人1週間当たり約6本」に届いている人は22.2%にとどまりました。「0本(持っていない)」という人も8.9%いました。
さらに、回答者の83.6%は自身を含む同居人数が2人以上。家族の人数まで考慮すれば、必要な量を十分に備蓄できていない世帯はさらに多いとみられます。
■「普段は使わない」が約4人に1人 古いこんろにも注意
非常時に使えるようにしておくには、備蓄量だけでなく、普段から扱いに慣れておくことも重要です。
調査では、カセットこんろを「日常生活ではまったく使わない」と答えた人が27.5%。「年に1~4回」が36.9%で最も多く、年12回以上使用している人は14.4%にとどまりました。
また、「カセットボンベは古くなる前に使い切り、入れ替えるようにしている」という、いわゆる「ローリングストック」を実践している人は11.1%でした。

保管や経年劣化への意識にも課題がみられます。カセットこんろ・ボンベの製造年を「どちらも確認していない」と答えた人は53.9%。所有するカセットこんろが、買い替え検討の目安となる製造後10年を超えた2015年以前の製品だという人は55.3%を占めました。2004年以前に製造された20年以上前の製品を所有している人も17.8%に上っています。
カセットこんろとカセットボンベにはガス漏れを防ぐためのゴム部品が使われており、年月の経過によって劣化します。日本ガス石油機器工業会では「カセットこんろは製造後10年過ぎたら買い替えのご検討を」「カセットボンベは製造後約7年以内を目安に使い切ってください」と呼びかけています。
■10月7日は家にある食材で「防災鍋」を
こうした実態を受け、日本ガス石油機器工業会が推奨しているのが「防災鍋」です。
「電気・ガス・水道がストップした」という前提で、その時にある材料や停電した冷蔵庫の食材を使い、カセットこんろとカセットボンベなどで食事をつくることを「防災鍋」と名づけています。
10月7日の「カセットこんろとボンベの日」に実際に防災鍋をつくることで、いざという時に戸惑わず使えるようにするとともに、カセットこんろの製造年やカセットボンベの使用期限を確認する機会にしてほしいとしています。

また、日本ガス石油機器工業会では10月7日から28日まで、Xを活用した「『10月7日は防災鍋をつくろう』クイズキャンペーン」を実施します。
公式Xキャンペーンアカウント(@JGKA_campaign)をフォローし、カセットこんろ・ボンベの使用期限の目安に関する4択クイズに回答すると、その場で当落結果を確認できます。参加者の中から抽選で107名にAmazonギフトカード1000円分がプレゼントされます。
【日本ガス石油機器工業会 防災備蓄ガイド(PDFファイル)】
https://www.jgka.or.jp/gasusekiyu_riyou/flyer/pdf/keitaigaskiki_bousaibichiku_guide.pdf






