パナソニックが2022年7月29日に、最新メンズ美容情報を紹介するメンズ美容セミナーを開催。今年9月上旬に発売を控えている新シェーバーと共に、メンズファッションと美容のプロのもと、メンズ美容トレンドが紹介されました。そこで今回は、セミナーで紹介された美容トレンドをチェックしつつ、あわせて、最新のメンズ美容ケア商品も押さえておきましょう。
プロが教える美容トレンド
近年、メンズ美容市場が大盛り上がりで、世の中の男性たちのメンズスキンケアへの意識も高まっているといいます。メンズコスメティックス市場規模は、2012年から10年に渡って右肩上がりで伸びており、現在は1,500億円市場にも拡大しているといいます（※富士経済「化粧品マーケティング要覧 2022」2022年4月）。
コロナ前までは、若年層を中心にスキンケアやボディケアの意識の高まりを受け、特にメンズ整肌料やメンズボディケアが伸びて、2019年まで市場が拡大。コロナ禍後はわずかに縮小したものの、2021年は前年比2.9％増しとなりました。背景には、新商品の投入が相次いたことで市場が活性化したことや、テレワークやオンライン会議が定着し、自身の容姿を確認する機会が増えたことで、中高年層の間でもヘアケアやスキンケア意識が向上したことが考えられるそうです
もはや、全年代に広がっているといっても過言ではないメンズコスメティックス市場。男性スキンケアは今、どんなトレンドがあるのでしょうか。
メンズファッション&ビューティーディレクター 齋藤玲緒奈さんは次の3つを挙げます。
齋藤玲緒奈さん
1.「身だしなみはビジネススキル」のひとつ
身だしなみ＝清潔感。清潔感がビジネスにおける信頼感につながるといいます。
2.エグゼクティブはもちろん、結果を出したい30～40代に波及
メディアに出る機会が多くなった経営者などは、印象アップのため、美容に注力している人が多いのだそうです。
3.若年層においてはファッションとして「洋服＜キレイな肌」
いま、ファッションがより広義にとらえられるようになり、キレイな肌の価値が見直されているそう。特に若年層にとっては非常に顕著だといいます
このように、男性の美容やスキンケアに対する社会的な価値が変化しているとのこと。
齋藤さんいわく、何より大事なのが「シェービングにより清潔感のある印象を出す」こと。美容というと少しハードルが高く感じるかもしれませんが、それ以前に「髭を剃る」という行為が一番ベーシックな身だしなみだといいます。ファッションとして髭を伸ばしている人を除けば、「無精ひげ」はだらしない印象を与え、相手に対して敬意がないと思われてしまうのだそう。まずはシェービングから見直すことが非常に大事だといいます。
具体的な男性へのアドバイスとして、男性美容の基本はあくまでも「身だしなみ」であり、「洗顔・化粧水・乳液（またはクリーム）の3ステップで肌を整える」こと、そして「シェービングにより清潔感のある印象を出す」ことがポイントだと話しました。
最新メンズ美容ケアグッズ3選
これからの時代、男性はぜひ、自ら全身を磨くべき！ 最新のメンズ美容ケアグッズを3つご紹介します。これらのグッズの手を借りて、清潔感のある身だしなみを作っていきましょう。
1.シェービングとスキンケアの両方を叶える新スキンケアシェーバー
パナソニック「ラムダッシュ」（ES-MT22-s シルバー） オープン価格
今年9月上旬に発売予定の新商品とは、スキンケアシェーバー「ラムダッシュ」（ES MT22）のこと。これまでと違う特徴は、「シェービング」と角質層までの「浸透スキンケア」という従来品で可能だったことに加えて、「スキンクリア」という新機能が搭載されていること。「スキンクリア」モードは、イオンの力で浮かせた皮脂や毛穴汚れ、古い角質をコットンに吸着させて除去、ざらつきのないクリアな素肌へリセットしてくれる機能です。
「浸透スキンケア」では、保湿モードにより、イオンの力で、保湿成分＆ビタミンCを角質層まで浸透。シェービングだけでなく、保湿モードやスキンクリアモードが備わる、まさに今のメンズスキンケアトレンドにぴったりのシェーバーですね。
2.忙しい男性のための全身用オールインワンシャンプー
パレオな商品開発室「PaleWash-パレウォッシュ-」3,500円（税込）
今年7月、ブログ「パレオな男」を運営するサイエンスライター鈴木 祐さんがプロデュースする「パレオな商品開発室」というブランドから、忙しい男性のための全身用オールインワンシャンプー「PaleWash-パレウォッシュ-」が発売に。
忙しいビジネスマンの悩みを解決するため、「入浴時間は短く・お肌に優しい洗浄力・肌と同じ弱酸性」にこだわり、購入頻度を極力減らせるよう、600mlと大容量の2.5ヶ月分（1回の使用量を8mlとした場合）に工夫された、全身を洗えるシャンプーになっています。
他にも、二重構造密封ボトル採用で、使い残しが少なく環境にも肌にも優しい点、「アボリジニの万能薬」といわれているティーツリー葉油を配合することで、洗浄によりフケやかゆみを防ぎ、頭皮の汚れや皮脂汚れが気になる肌もさっぱり洗い上げる点、「保湿の王様」といわれるシアバターを配合し、皮膚の水分、油分を保つ点など、考えつくされたポイントも。
肌をしっかりと清潔に保ちながら、忙しい中でも時短にメンズ美容が丁寧に行えそうですね。
3.40-50代の乾燥肌に悩む男性向けのオールインワンジェル
京福堂「BARONY MIRROR ALL IN ONE GEL」5,980円（税込）
京福堂のメンズコスメブランド「BARONY」より、今年7月に発売されたこのオールインワンジェルは、40代から50代の男性のうち、年齢による影響でお肌の調子が気になる人向けに開発されたもの。
大人の乾燥肌のためのジェルで、1つで5つのスキンケア機能、（1）化粧水、（2）美容液、（3）乳液、（4）クリーム、（5）パックを担います。「ナイアシンアミド×セラミド3種×ヒアルロン酸3種の男性向けオールインワンジェル」という成分配合とジャンルは日本で初めてとのこと。
1日2回、洗顔後に塗布することで、日中の乾燥や外気から肌を守り、就寝時は、日中に受けた刺激を癒し、活性サポートを目指すことができます。髭そりの後に使えるのもポイントです。
年齢を感じ始めた人、乾燥肌が気になる人に向いているといえるでしょう。
まとめ
メンズ美容は、どんどん一般的になってきています。「男がスキンケアなんて…」と感じた人ほど、まずはシェービングケアからはじめてみてはいかがでしょうか。
【取材協力】
齋藤 玲緒奈さん
メンズファッション&ビューティーディレクター
国内アパレル企業にて長年プレスとしてキャリアを重ねマーケティング責任者や事業部長を経てフリーランスに。現在はファッションやコスメを中心に幅広いブランドのPR やコンサルティングに従事しながら、メンズ美容についてもメディアでの美容企画監修や連載執筆などリアルな視点で情報発信を行っている。
【商品情報】
パナソニック「ラムダッシュ」（ES-MT22）（https://panasonic.jp/shaver/p-db/ES-MT22.html）
パレオな商品開発室「PaleWash-パレウォッシュ-」（https://cores-ec.site/paleo/products/detail/180）
京福堂「BARONY MIRROR ALL IN ONE GEL」（https://barony.jp/lp?u=bag_pr&argument=kxDbabvh&dmai=62da588ce4050）
