今すぐできるプラスティックフリーアクションとは

2022/04/15
内藤 みか

世界中で「プラスティックフリー」の動きが起きています。これからの地球のために、身の回りのものを少しずつ、環境に優しいものに切り替えていく必要が出ているのです。私たちにできる小さな環境アクションについて考えてみました。

なぜプラスティックを減らすべきなの?

これほど脱プラスティックが叫ばれている理由のひとつに、プラスティックごみによる海の汚染があります。海の中で粉々になったプラスティックごみは、魚や鳥の胃の中に入り、なかにはそれが腸に詰まって死んでしまうこともあるのです。

これ以上プラスティックごみが増えると自然環境に大きなダメージを受けるということがわかってきたため、できるだけ繰り返し使えるものや自然素材のものを利用する動きが広まっているのです。

プラスティック以外を持ち歩く

まず、出かける時にプラスティック以外のものを持ち歩くようにすることを目指すのも大切な一歩です。たとえばプラスプーンを木のスプーンにする、プラ容器を紙の容器にする、ペットボトルをマイボトルにするなどです。

ステンレスや木で代用する

プラスティックではなく他の素材を利用するという方法もあります。ステンレスはリサイクルされやすい金属だそうです。洗濯バサミやハンガーやケースなどをステンレス製や木製のものにするのも、いい方法です。

プラスティックフリーの店を利用する

テイクアウトの容器を自然に優しい素材にして工夫しているお店を応援するのもひとつのアクションです。食品トレイを廃止したり、テイクアウト容器をプラスティック以外のものにするお店は増えています。プラスティック以外の素材を新しく開発する企業も増えています。

竹の多様な可能性

『GINGER』2021年12月号では、サステナブル素材としての竹のグッズを取り上げています。竹は成長が早く、再生に時間もかからない環境に優しい植物なのだとか。バリ島では家具やインテリアグッズとして、日本でも竹串や竹カゴ、おにぎりを包む竹皮など色々な用途で使われています。

誌面では竹(バンブー)製のトイレットペーパーやタンブラー竹100%の洋服まで多彩に紹介されていて、竹の今後の可能性に圧倒させられます。海外では日本よりもずっと早くプラスティックフリー化が進んでいます。ひとりひとりが自分でもできることを見つけ、地球のためにそれを続けていくことが大切なのです。

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内藤 みか
この記事を書いた人

内藤 みか

作家/脚本家/イケメン評論家。著書80冊以上。ケータイ小説時代から電子書籍の自著も多数。脚本担当のラジオドラマ『婚活バスは、ふるさとへ』(YBS)が文化庁芸術祭優秀賞&日本民間放送連盟賞優秀賞。 ツイッター https://twitter.com/micanaitoh ブログ https://plaza.rakuten.co.jp/micanaitoh/

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