ソフトバンクおよびウィルコム沖縄は、「ワイモバイル」で実施しているスマートフォン(スマホ)に関する正しい知識をクイズ形式で学べる「全国統一スマホデビュー検定」の平均正答率を発表(3月2日時点)。結果、子ども以上に「親のスマホリテラシー」が課題となっていることが判明した。
全国統一スマホデビュー検定:https://www.ymobile.jp/sp/sumaken/
「全国統一スマホデビュー検定」は昨年12月にリニューアル。子どもに全22問、親に全21問のスマホリテラシーを問うクイズを出題したところ、3月2日時点の子どもの平均正答率は71.6%、親は66.3%で、特に親の正答率が低いという結果になった。
子ども向け問題では「SNSで芸能人の悪口をRT(リツイート)したり、鍵垢(鍵付きアカウント)で悪口を書くのは罪になるか」という問題で、正答率が40.4%と低かった。その一方で「芸能人のSNSに直接的に誹謗中傷を書き込む場合に罪になるか」という問題は正答率が高かったことから、「鍵垢やリツイートであれば、誹謗中傷として罪に問われる可能性はない」と誤解している子どもが多くいることがわかったといえる。
子ども向けの問題で「旅行先でSNSに投稿してはいけないもの」「個人情報を特定できる写真」を問う問題でも平均正答率が51.2%が低く、SNSの投稿に関する知識を身に着けることの重要性が浮き彫りになっている。
また、親向けの問題では「子どもに架空請求のメールが届いた場合にとるべき行動」を問う質問が平均正答率37.8%、「子どもがSNS上での友達とやりとりをしている時とるべき行動」を問う質問で平均正答率39.8%という低い結果に。「全体として平均正答率が低く、子どもがトラブルを起こした時に多くの親が間違った行動をとる可能性があるため、注意が必要です」と分析されている。