ゴジラ松井もびっくり!?目から涙ではなく、目から鱗の花粉症対策とは?

2018/02/07
Shoichi Sato

2013年に国民栄誉賞を受賞した日本球界の宝、松井秀喜さん。先日は惜しくもアメリカの野球殿堂入りを逃しましたが、レジェンドであることに変わりはありません。そんなレジェンドも毎年悩まされているのが「花粉症」です。そして、そんなイヤ〜な季節の足音が確実に聞こえてきています。

トレンド総研は昨年、花粉症を発症したことがある20代〜40代の有識者男女500人を対象に「花粉症に関する調査」を実施。96%が花粉シーズンにストレスを感じています。

具体的なストレスの度合いを調査したところ、「暑さや寒さによるストレス」よりもはるかに「花粉によるストレスの方が大きい」と答える人がほとんどでした。また、「満員電車によるストレス」30%に対して「花粉によるストレス」は43%(どちらも同じくらい26%)。「残業によるストレス」24%に対して「花粉によるストレス」は50%(どちらも同じくらい26%)という結果に。あの満員電車や残業というストレスの塊を上回っているのです。

働く人にとって、花粉シーズンは大敵。あのゴジラと呼ばれた松井選手ですら、花粉シーズン時の成績は著しく低下していました。「花粉シーズンは、仕事の効率が落ちやすいと思いますか?」という質問では87%が「そう思う」と答えています。

「花粉シーズンは頭がボーッとしがちで、仕事のツメが甘くなりやすい(38歳・男性)」、「目のかゆみで書類を読むのに時間がかかる(48歳・女性)」、「鼻をかむ回数が増え、そのたびに仕事の手が止まるから(39歳・男性)」など、聞くだけで涙が出てきそうな意見が挙がっています。「どれくらい効率が下がると思うか」を聞くと平均は「4割」という結果でした。

えっ!水やカップ型洗眼剤で洗うのNGなの?

「花粉シーズンによく発症する症状」は、「目のかゆみ」が91%で1位でした。また、「最もツラいと感じる症状」も38%でトップ。

ところが、「花粉シーズンに使用すべき目薬を正しく選べている自信がありますか?」に対して過半数が「ない」と回答しています。

眼科医の杉本由佳先生に「正しい目の花粉症対策」について聞くと、「花粉の量が多かったり、涙の量が少なかったりすると、目のかゆみや充血、異物感などの症状があらわれてしまう」とし、「花粉にできるだけ触れないようにすること。外に出るときはサングラスやメガネなどを着用することで、症状がだいぶ抑えられます。コンタクトユーザーの方は、できれば花粉シーズンはメガネに替えるか、1日使い捨てのタイプに変えて、次の日の花粉や汚れを持ちこさないように」と話しています。

さらに、「目薬を適切に活用すること」が重要。有効な目薬は症状を抑えるための「アレルギー用目薬」と、目に入った花粉を洗い流す「人工涙液」です。これらはそれぞれ機能が異なるので、うまく使い分けなくてはなりません。

調査では「目の花粉を洗い流すために、カップ型洗眼剤を使ったことがある(52%)」、「目の花粉を水で洗い流したことがある(61%)」、「花粉シーズンも普段と同じ目薬(アレルギー用目薬、人工涙液以外)を使用している(27%)」となっています。

杉本先生によると「アレルギー用目薬」は使用するタイミングがポイントで、花粉が飛散する2週間ほど前から使用し始めると効果が期待できるそうです(決められた回数以上の使用は安全性の観点からおすすめできませんので、用量を正しく守って使用してください)。

一方、人工涙液は実際の涙と同じように目に付着した花粉を洗い流してくれます。外出中や帰宅時など1日数回、タイミングを見ながら点眼することが望ましいとのこと。

また、杉本先生は「要注意なのが、水道水やカップ型洗眼剤で目を洗い流すこと。水道水には目によくない成分も含まれますし、カップ型洗眼剤は皮膚の汚れやメイクなどが目に入ってしまい、かえって不衛生になることがあります。眼科でも、花粉を洗い流す上では人工涙液の使用をおすすめしています」と語ります。

今回の調査では、間違った花粉対策をしていた人が多く見られました。しっかりとした知識を身につけて対策をすることで、バリバリ仕事の効率と成績を上げたいものです。

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Shoichi Sato
この記事を書いた人

Shoichi Sato

地域ミニコミ紙の編集記者、広告代理店を経てフリーライターとして活動中。趣味は山登りなど、スポーツ全般の元高校球児。未確認生物や宇宙、戦国時代 などが好きなロマン追求型。座右の銘は「気は遣うものではなく、配るもの」。 ブログ:s1-thats-WRITE

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