寝る前にラーメン!ビール!実は役作りだった…2021年大河主演俳優のストイック

2020/12/28
石井隼人

実際の対局から生まれた感動の青春物語『AWAKE』が12月25日、ついに全国公開。同日には池袋 HUMAX シネマズで初日舞台挨拶が行われ、主演の吉沢亮、共演の若葉竜也、落合モトキ、馬場ふみか、そして山田篤宏監督が登壇した。

棋士になる夢を諦めた最強将棋ソフト開発者・英一役の吉沢は「演じるにあたり外見の変化を意識。体重を増やしてみたり、将棋以外何もないような印象をつけたかった」と熱のこもった役作りを明かし「将棋映画ではあるけれど、人間の成長やライバルと交差する話。誰もが感動する普遍的な映画で、シンプルに泣けます」とアピールした。

英一のライバルで人並み外れた強さを誇る棋士・陸役の若葉も「将棋がメインではなく、あくまで青春映画。そこには人がいて、挫折があって、夢がある」と人間ドラマとしての面白味を強調。英一の先輩で変わり者のプログラマー・達也役の落合は、初共演の吉沢のファンといい「綺麗な顔をされている。そしていい演技もされている」と吉沢にゾッコンだった。達也の妹・栞役の馬場は「撮影中の空気が素敵でした。(吉沢と落合の演技は)目の前で見ていても圧倒。私はその中で優しく柔らかく存在できればいいなと思っていました」と撮影を振り返った。

また地方ロケでのエピソードとして落合は「みんなでゴハンを食べて夜の10時過ぎくらいにホテルに帰ったら、(吉沢が)吸い込まれるようにインスタントラーメンの自販機をポチっとして『じゃあ!』みたいに部屋に戻った。そんな姿を見たときに、この人も人間なんだ、若いなと思った」と夜食に走る吉沢の姿を暴露。すると当の吉沢は「役作りです」と照れたように口にして「ラーメンとビール2本を寝る30分前にあえて体に流し込んで寝る生活をしていた。次の日の体調の悪さはハンパなかったけれど…」と役にかけるストイックすぎる一面を告白した。

この日はクリスマス。2021年にチャレンジしたいことを聞かれた吉沢は「僕がどうこうできる話ではないけれど…」と前置きしつつ「来年は仕事のないクリスマスを過ごしたい。もちろん今日は今日で素晴らしいですが、仕事のないクリスマスも素晴らしい」と多忙ならではの嬉しい悲鳴を上げていた。

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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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