今年も、残りわずかとなりました。2016年の雑誌界の大きなニュースの一つにNHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』の大ヒットと、ヒロイン小橋常子のモチーフとなった大橋鎭子と雑誌『暮しの手帖』の再ブレイクがあります。
特に『暮しの手帖』8月-9月号は重版が決定するなど『とと姉ちゃん』効果とともに『暮らしの手帖』が、大切に守り伝えてきた“日本人の美しい暮し”への眼差しや取り組みが再評価されました。
まだ間に合う!『暮しの手帖』の世界を再放送
NHK総合では、2016年7月18日に放送し好評だった『「とと姉ちゃん」と、あの雑誌』を12月31日の午前8時00分から再放送します。
番組では、1948年に創刊された『暮しの手帖』とはどんな雑誌で、大橋鎭子と初代編集長花森安治の二人は何を目指したのか?こだわりの料理記事や商品テストなど名物企画から探ります。
また、片桐はいりさんが、鎭子さんが生前暮らしたお宅を訪問し、94歳でご健在の妹さんと出会う企画や、『テルマエロマエ』の原作者である漫画家ヤマザキマリさんが受けた『暮しの手帖』の影響やリスペクトを語ります。
公式HPには、視聴者から「大橋さんの言葉を、ビデオをとって言葉をゆっくり書き留めたい」や、「お料理や商品テストのページの作り方はあっぱれ!暮しの手帖」を買いたいと思った」などの感想が寄せられており、永久保存版するべき一本のようです。
衣・食・住の切り口から、花森美学に迫る
さらに、大河ドラマ『真田丸』でも大活躍だった草刈正雄さんがMCをつとめる『美の壺』(Eテレ)では『日々を美しく暮らす 花森安治』を、12月31日(土) 午後0時45分から放送。
型紙不要で着物を簡単に洋服にリメイクする「直線裁ち」や、一流料理人の味と技を徹底して伝え、日本の食生活を豊かにした「台所革命」!。狭いスペースを自由な発想で克服した新しいインテリアの創造など、『暮しの手帖』の初代編集長、花森安治がおこした“暮し革命”を特集します。
ゲストは服飾デザイナーとしても人気、女優の篠原ともえさん。語りは『とと姉ちゃん』で母親の小橋君子役だった木村多恵さんです。
台所でお節の用意をしながら、お正月の準備をしながら、ご家族と一緒に放送をお楽しみください!