もうすぐバレンタインデー。読書男子、スイーツ男子に、チョコレート絵本のプレゼントはいかがでしょうか?
また、自分へのご褒美チョコに今年は、チョコレート絵本はいかがですか。ということで、今回は大人も堪能できるチョコレートの絵本をご紹介!
「チョコレータひめ」。こちらは、完全に大人目線、女子目線の絵本でございます。どんなお話かというと…。
あるところに、スイーツが大好きなお姫様がいました。その名も、「チョコレータルトタタンババロアクッキーゼリーケーキマカロンマドレーヌプリンパフェキャラメルキャンディーアイスクリーム」。長いので「チョコレータひめ」と呼ばれていました。
そのお姫さまは、職権乱用!やりたい放題!世界中からパティシエを招集、スイーツを作らせておりました。
そんなある日、ひとつぶのチョコレートボンボンがお城に持ち込まれます。その名は「アステーオ」。これを食べると、なんと!触ったものが、すべてスイーツになってしまう…。ヴォルデモート卿もびっくりの魔法のスイーツ!
当然、お姫様はそれを食し、身の回りのものを触りまくり!乱用につぐ乱用でございます。ベッドはパンケーキ、枕はロールケーキ、もう好き放題の食べ放題でございます。
スイーツ好きにはたまらない展開。しかし、このあと悲劇が…。お城のおかかえのイケメンパティシエが、その魔法の餌食に…。なんとイケメンチョコレートになってしまいます。ここから、お話は甘い恋物語に!?
後は、実際に本をお読みくださいませ。
果たして、チョコレートにされたイケメンパティシエの運命は…。日本の作家さんの絵本ですが、大人向けの内容(恋愛モノ?)といい、絵のタッチといい、外国絵本ぽいです。まさに大人へのプレゼントに最適な絵本でございます。
女性同士のバレンタイン交換、自分へのバレンタインご褒美には最適かと存じます。
もう一冊。こちらは、猫好きの方に特におすすめの海外絵本。
「チョコレート屋のねこ」。こちらは、海外絵本で絵もクラシカル。オシャレなアート絵本として大人の皆様にもお楽しみ頂けます。
舞台は海と山に挟まれた小さな村にある一軒のチョコレート屋さん。お店はいつもガラガラ、笑うことを忘れたチョコレート職人のおじいさんとねずみを捕らない猫が巻き起こす物語でございます。
作者(文・絵)は、「サンタクロースのしろいねこ」を手掛けた名コンビ。絵の担当のアン・モーティマーはイギリスの挿絵画家(王立細密画家協会会員)で、彼女の描く猫は、その柔らかな毛並みを間違えて触っちゃいそうなくらい超リアル!スイーツ好きだけでなく、猫好きにもたまらない絵本でございます。
「かわいい猫の宝石箱やぁ~」と、彦摩呂様が言ったとか言わないとか…。
余談ですが、チョコレートを取り扱った絵本には、最後にチョコレートの歴史や製造工程など、ちょっとしたチョコレート蘊蓄を掲載しているものが多いのが特徴のようです。ちなみに、こちらの絵本にも最後に「チョコレートのお話」が載っております。
最後に、もう一冊。ナンセンス好きのアート系男子へのプレゼントに最適な絵本。
「チョコレートパン」。マツコ・デラックス様が絶賛したことでも有名、ナンセンス絵本の巨匠、長新太様の作品でございます。
こちらの作品でも長新太様の破天荒ぶりが炸裂しております。
主人公は、どこか山の中にあるチョコレートの池。そこにパンがやってきて、池につかるとチョコレートパンのできあがり!続いてゾウが、さらに、リスやウサギ、まさかのあんなものまで池に入っていきます。
果たして、この物語はどこに着地するのか…。はたまた、着地するのか?
チョコレートを題材にした絵本では世界最強のナンセンス絵本でございます。長新太ワールド、ぜひ、一度ご堪能くださいませ。