バレンタインチョコを仕掛けたメーカーは〇〇?世界のおかしな記念日あれこれ

2017/02/14
竹川 春菜

2月14日はバレンタインデー。チョコがもらえるかと気を揉んだり、どんなチョコレートを用意しようか、前日まで悩んだり思案した方もいるのではないでしょうか。

 

しかし、実は女性から男性へチョコを贈る習慣は日本独自のものです。そこで今回は、世界各国の一風変わった記念日を調べてみました。

 

日本のバレンタインの起源は今から80年以上前

まず知っておきたいのが、なぜ日本で今のバレンタインの習慣が生まれたのかということ。日本でバレンタインが行われるようになったのは昭和初期。いち早くチョコレートの販売を始めていた洋菓子の名店「モロゾフ」が、バレンタインにハート型のチョコレートを販売していたことに由来しています。

 

※http://www.morozoff.co.jp/

 

モロゾフの創始者は、海外では2月14日に贈り物をし合う習慣があることを知り、新聞広告にバレンタイン広告を掲載したところ、ロマンあふれる広告に魅了された人々によって広まっていきました。

 

アメリカでのバレンタインは、愛を告白するというよりは、恋人間や夫婦間で感謝を込めて贈り物をする日として認識されているようです。プレゼントはチョコレートより花束や風船などを、主に男性から女性へとプレゼントしています。

 

韓国ではシングルが集う「ブラックデー」

恋人や愛する人に向けて贈り物をするのがバレンタイン。そして、それにお返しするのがホワイトデー。それでは、その両日に何もなかった人は…? そんな方のために韓国で設けられたのが4月14日の「ブラックデー」です。

 

バレンタイン、ホワイトデー、そしてそれらを過ぎ4月になっても恋人がいない人同士が集まって、「チャジャンミョン」という黒味噌の炒め物を麺にかけたものを食べる日です。暗く重い心を黒という色に例え、そんな気持ちを吹っ飛ばそうという思いが込められているのだとか。

 

※チャジャンミョンは韓国風ジャージャー麺のこと。韓国のみならず、日本の盛岡市でも4月14日にジャージャー麺をPRしている。

 

猫の日は2月22日じゃない説!

日本では猫ブームが起こっていますが、世界にも猫好きはたくさん。猫のために選定された記念日もあります。世界的組織である国際動物福祉基金(IFAW)が定めたのが、88日の「猫の日」です。

 

 

さらに、猫の日のすごいところは、8月8日とは別に各国で設けた猫の日もあること。猫の飼育率1位と言われるロシアでは3月1日、猫カフェ発祥の地と言われる台湾では4月4日となっています。ちなみに日本の猫の日は2月2日。「ニャン、ニャン」という猫の鳴き声に由来しているのだそうです。

 

好物だから記念日にしちゃえ!? 大統領がつくった「メロンの日」

 

 

メロンが国の特産物であるトルクメニスタン。ここでは8月2日がメロンの日とされています。これだけ聞くとなんの変哲もない記念日のように思えますが、実はメロンの日を定めた当時の大統領、ニヤゾフの好物だっただけという説もあります。

 

ニヤゾフは歴史上の独裁者として名高いほどの勝手な人物で、金歯を禁止したり、結婚式やカラオケでの口パクを禁止したり、さらには自身のカツラに関する報道を禁止したりと、さまざまな決まりを設けました。そうしているうちに、最終的にニヤゾフがつくった祝日は年24日にものぼったのだそう。

 

「スターウォーズの日」に「ターミネーターの日」

5月はこどもの日や憲法記念日など、日本においても記念日が多い月。世界的に見ると、5月は名画の記念日とも言える月です。

 

まず5月4日は「スターウォーズの日」。その由来は、劇中に出てくる名ゼリフ「May the force be with you(フォースとともにあらんことを)」にあります。「May」=5月、「the force」=the fourth(4日)にかけたのだそう。

 

さらに、5月25日は「ターミネーターの日」。これは、ターミネーター1作目の日本公開日が5月25日だったことからつけられ、公開から30年を記念して設けられました。こちらは日本での記念日となっています。

 

いかがでしたか? 実は他にも記念日はたくさんあり、調べてみるとほぼ毎日が何かの記念日になっています。今日は何の日かを意識しながら過ごしてみるのも楽しいかもしれません。

 

 

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竹川 春菜
この記事を書いた人

竹川 春菜

ライターとして、旅行・健康・人物インタビューを中心に、書籍やWEBで執筆中。体を壊した経験から予防医学に出会い、最近は「アーユルヴェーダ」を勉強中。毎日の暮らしが楽しく快適になる情報を発信していきます。

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