映画『日日是好日』『セトウツミ』『さよなら渓谷』で知られる鬼才・大森立嗣監督によるオリジナル最新作『タロウのバカ』が9月6日、ついに公開された。公開記念舞台挨拶が行われ、YOSHI、菅田将暉、仲野太賀、豊田エリー、植田紗々、大森立嗣監督が参加したゾ。
社会からはじき出された少年3人の、ピュアで過激で乱暴な疾走を描いたアナーキーな問題作。映画初主演のYOSHIは公開後の反響について「すごいことになっているらしい。ネットで書き込みを毎日見ているけれど、僕について“生意気だ!”“敬語を知らない!”とか書かれていて…スイマセン!勢いのあるままにやっています」と予想外の反応に驚き顔。
それに菅田は「狙い通りだな。そのままイケイケ!」と焚きつけつつ「映画の反響もいい感じに賛と否がちょうどいい具合にフィフティフィフティと聞いて、絶好調だと思います」と“問題作”に胸を張っていた。
思い出深いシーンについてYOSHIは涙を流すところを挙げて「泣くってダサいと思う自分がいて、でもタロウとしては泣かなければいけない。その決心が大変でした」と苦労を滲ませると、菅田は「でもスムーズだったよ」と労い「俺はずっと泣いていました。だってこの子(YOSHI)が一生懸命泣こうと頑張っているわけでしょう?あの奮闘はカッコよかった」と親心を見せた。
そんな菅田が、YOSHIや仲野に拳銃を向けるシーンを「楽しかった」と振り返ると、YOSHIは「辛かったよ!」、仲野も「だってどんどん服を脱がされるんだもん!早くカットかかれと思った」と菅田のドSぶりに悲鳴。すると菅田は「太賀は嫌々脱いでいるのに、YOSHIは何故か楽しそうだった」とYOSHIの謎の興奮ぶりを暴露。YOSHIは「確かに生きるエナジーが沸き上がった」と自由奔放ぶりで笑いを誘った。