スペインで生まれ、『キャプテン翼』を見て育ったサッカー少年は、世界有数の名門FCバルセロナで活躍し、やがてスペインの英雄になりました。そして今、そのスペインの英雄は日本でプレーしており、次世代を担うサッカー少年たちに希望を与えています。
FCバルセロナやスペイン代表で、司令塔として数々のタイトルを手に入れ、現在はJ1ヴィッセル神戸に所属しているアンドレス・イニエスタ選手が、4日に都内の四ツ木駅(京成電鉄)で開催された『キャプテン翼』特別装飾完成に伴うオープニングセレモニーに出席。原作者である高橋洋一先生を前に『キャプテン翼』への思いを語りました!
今回の企画では、四ツ木駅のあちらこちらで『キャプテン翼』にちなんだ装飾が施されています。
また、ホームでは電車が接近すると同作の主題歌『燃えてヒーロー』が流れるほか、駅構内では各キャラクターの放送を楽しむこともできちゃいます。
『キャプテン翼』の大ファンだというイニエスタ選手は、京成電鉄四ツ木駅『キャプテン翼』プロジェクトのオフィシャルサポーターに就任。任命状を受け取り、高橋先生からイラスト入りのユニフォームをプレゼントされると「日本に来る決断をするうえで、重要なことは沢山あったのですが、この『キャプテン翼』が作られた日本でサッカーをできることは、本当に喜んでいます」と頬を緩めます。
はスペインでアニメを見ていたそうで「学校に行く前にお母さんがテレビをつけてくれて、よく見ていたのを覚えています」と回想。劇中で各キャラクターが見せるテクニックについては「翼くんのドライブシュート、若林くんのセービング、立花兄弟のコンビプレー。そういった個々の、個性のあるプレーがとても印象に残っています」と懐かしそうに語りました。
イニエスタ選手の『キャプ翼』愛が溢れるコメントに、高橋先生は終始ニコニコ。「(劇中では)翼くんが成長してバルセロナに入って。FCバルセロナのスーパースターのイニエスタ選手が、この四ツ木駅に来てくれるなんていうのは、本当にも夢に思っていなかったことなので、本当に大変嬉しく思います」と笑顔を見せました。
その後、改めてマイクを握ったイニエスタ選手は「ここに住んでいらっしゃる方々だけでなくて、多くの方にとって、特別な場所になることを願っています」と言い「今日この場に入れることを喜ぶとともに、またここに来ることができればなと思っています」とイベントを締めくくりました。
当日、会場には地元のサッカー少年たちがユニフォーム姿で出席し、冷たい雨と寒さに耐えていました。半袖短パンで、見ているこちらが心配になるほどでしたが、イニエスタ選手が登場するや、彼らの目はキラッキラに(松木安太郎さんの目も負けないくらいキラッキラに)。やっぱり本物のスーパースターは違いますねえ!
この日は京成電鉄代表取締役社長・小林敏也さんも参加。「きっぷアート」の除幕も行われ、イニエスタ選手が仕上げを行う一幕もありました。