株式会社TSIホールディングスが7日、都内で「PEARLY GATES 及び NO EXCUSE ユニフォームロゴスポンサー契約締結記者発表会」を開催し、自社が展開するゴルフアパレルブランド「PEARLY GATES」と、車いすバスケットボールチーム「NO EXCUSE」とのユニフォームロゴスポンサー契約の締結を発表しました。
株式会社TSI代表取締役社長の下地毅氏は「動きやすく、着心地良い、おしゃれなウェアを提供することで、障害者の皆様の心の健康にも、我々としては貢献できれば幸いに存じます。当社はモノづくりの会社です。このような活動を通じまして、マーケットとしてユニバーサルデザインといった分野にも取り組めたらという風に思っております。ぜひ今回の発表を通じて、皆様とのつながりをより深めていきたいという風にも思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします」とコメント。
株式会社TSIホールディングス上席執行役員で「PEARLY GATES」創設者の仙座学氏は「『PEARLY GATES』が今まで培ったいろんな経験と知識をこの『NO EXCUSE』のユニフォームに託しまして、ものをつくっております」とアピールしていました。
この日は、「NO EXCUSE」から仙座北斗選手、森谷幸生選手、大嶋義昭選手、森紀之選手、高橋智哉選手も出席。大嶋選手は東京都大会17連覇を誇る「NO EXCUSE」について「目標としては日本一を目指しているチームなんですけど、ただ日本一になるということではなくて、日本一のチームワークで日本一になろうという風に目標にしているチームです。そのチームワークっていうのは、互いを尊重することであったり、互いを信頼することであったり、時には自己犠牲を払って、チームのために献身的に一人一人が尽くすということを通じてチャレンジしていく中で、みんなで日本一を成し遂げようということを目標にしているチームになっていますね」と紹介。
仙座学氏の息子である仙座選手は、スポンサー契約の締結について「2016年から『NO EXCUSE』に在籍して、6年いるんですけれども、本当にこのチームには自己成長の機会を与えていただいて。何らかの形で感謝を伝えたいなということで、父に声をかけさせてもらいました。来年日本一のクラブチームを決める東京体育館のコートで、最高の装い、最高の戦闘服じゃないですけれども(笑)。それをチーム一同で着て、そして応援席ではファンの方が応援タオルを持っている。その景色を実現させたいという思いで、声をかけさせていただいたというような感じです」と振り返りました。
高橋選手はユニフォームなど公式アイテムのデザインについて「ロゴがしっかりと車椅子に乗っていても見えるというのがポイントになってくるので、そこをまずリクエストしました」と明かし、肩周りや腕の長さなど競技の特性に合わせた多様なサイズ展開に言及。「厚みがあるような素材に見えると思うんですけれども、実際に着てみると伸縮性がすごくよかったり、軽かったりするので、今後練習自体はかなり過酷なものにはなってくるんですけれども、吸水加工だったりもしていただいているので、それに対しても爽やかさっていうものを常にキープしながらプレイできるんじゃないかと期待しています」と話していました。
質疑応答で、障害の有無に関わらず人々が理解し合うために重要なことを聞かれた下地氏は「やはり、思いやりではないでしょうか。相手の立場になって考えるですとか。今こうやって皆さんが、非常に着心地の良さを誉めてただいたりというか、評価いただいているので、笑顔になっていただいている。それは洋服の作り手としても最高の誉め言葉ですよね。それでみんなが元気になったり明るくなったり。そういったことで、相手を慮るようなデザインができて、且つそれを着て喜んでいただける環境を我々がご提供できるというのは、一つの喜びでもあります。ですから、そういったところで皆さんと一緒に連動できることが、最も大事なことかなという風に思っております」と考えを明かしていました。