女優の夏帆が、ヒットメーカー監督からのパワハラ&セクハラを告白か。それは7日に都内で行われた、映画『友罪』ティーチインイベントでのこと。出演者の夏帆と瀬々敬久監督が参加した。
大ヒット映画『64ロクヨン』『8年越しの花嫁』などで知られる瀬々敬久監督は、元々は成人映画を量産した映画製作プロダクション・獅子プロ出身。実録ベースのピンク映画『課外授業 暴行』『黒い下着の女 雷魚』などで頭角を現した人物で、サトウトシキ監督、佐藤寿保監督、佐野和宏監督と並んで“ピンク四天王”と呼ばれた。
そんな鬼才監督のもと、クズ男に翻弄される薄幸な女性・美代子を体当たりで演じた夏帆は「瀬々監督から常々“限界を超えてくれ!”と言われていた」と撮影を回想。すると瀬々監督は「そんな偉そうな言い方していたっけ?パワハラにあたるのかな…」と苦笑い。恐縮する瀬々監督に夏帆は「瀬々監督は全然偉そうな感じで仰ってはいなかったですよ!」とフォローして笑いを誘っていた。
夏帆から限界演技を引き出した瀬々監督は「夏帆主演で映画を撮るなら?」と聞かれると、なんと1973年に起きた“アメリカ版東電OL殺人事件”ともいえそうな事件をベースにした映画『ミスター・グッドバーを探して』(1977)をイメージ!「昼は女教師だけれど、夜は娼婦だったみたいな役とか?」とピンク映画ばりのキャラクターを大胆ラブコールした。
これにはさすがに夏帆も「ん~」と言葉を発することができず。不穏な空気を察知した瀬々監督は「マズイ!セクハラだとは思わないで!今のカット!」とピンク魂溢れる発言を自主規制していた。