演技派俳優の松田龍平が27日、都内で行われた映画『羊の木』大ヒット舞台挨拶にラフなスタイルで吉田大八監督と参加した。
ニット帽に眼鏡の私服感バリバリのラフスタイルで、客席通路から自然体で登場した松田。吉田監督から撮影地・富山で「友達をたくさん作ったよね」と言われると、撮影で使用した倉庫の管理人とその後輩と交流を深めたことを認め「日本一綺麗な某カフェに連れて行ってもらいました。そこには富山の綺麗な人たちがたくさんいた」と報告。
ドライブもしたそうで、吉田監督も「完全な友達付き合いだよね」とイメージとは裏腹のフレンドリーさに驚いていた。
そんな吉田監督について松田は「ずっと見たくなるような、可愛い歩き方をする。どこにいても監督の姿が目に入ってくる。それは監督の威厳」とリスペクト。
吉田監督が「松田さんからは『姿勢がいいですね』と言われた。僕はもともと猫背だったけれど、丹田を鍛えたことによって直ったんです。どうやって直すのか、その感動を伝えた覚えがある」と思い出すと、松田は「僕も猫背なので丹田を鍛えることが必要ですが、この映画の宮腰は丹田を意識しています」と冗舌に笑いを取っていた。
劇中では元殺人犯役だが「久々に人を殺すような役を演じましたが、友達からは『あの映画を観てからお前が怖い』と言われます。友達に言われると嫌なもの。お客さんは僕のことを知らないわけですから『あいつやばい奴なんじゃないか』と思われるのが不安」と苦笑いの松田は「大丈夫ですからね!」とジェントルマンボイスで好感度アップを狙っていた。