兵庫県淡路島にある、淡路ファームパーク・イングランドの丘で、「マンドラゴラの花」が咲いたことが話題になった。15年栽培してきてようやく咲いた待望の一輪なのだそうだ。
これが、ネット上で
「まさか引き抜きはしないだろうか!?」「用心して引き抜いてみてくれ!」
そんな声も飛び交うほどニュースになった。知らない人は、意味がわからないだろうが、オカルト好きにとっては実にミステリアスな植物なのである。この、マンドラゴラとは?
叫び声を聞くと死ぬ…伝説の植物「マンドラゴラ」淡路島で開花 ハリポタで有名に - 産経ニュース https://t.co/jMaI03NSPn @SankeiNews_WESTさんから
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) 2018年1月10日
(見た目は普通なのだが、問題は土の中)
抜くと奇声を上げる魔の植物
マンドラゴラとは別名で、正式にはマンドレイクと言うナス科マンドラゴラ属の植物。なぜ、この植物が西洋でオカルト伝説を持つ植物なのかというと、いくつかの要因がある。一番は、抜いた根茎の見た目が、まるで人間のような姿形をしているところだ。映画「ハリーポッター」で観て知った人も多いと思うが、実際に奇妙なのである。
マンドラゴラ検索しちゃった
— みしゃ☆ (@harutomo11) 2018年1月11日
根っこが人すぎて(笑) #これなに pic.twitter.com/q4S3Bng7PO
言い伝えによると、これを引き抜くと大声を上げるので、聴いた人は発狂して死んでしまう。だから、根っ子に縄を巻いて家畜の首に結んで根を引き抜かせたともされる。声を聴く家畜を犠牲にするのだ。
薬や魔術に使われる
そんなリスクを背負ってまで、なぜ引き抜く必要があるのか?マンドラゴラは薬草なのだ。古くは鎮痛剤、鎮静剤、そして下剤にも使用された。また、根には数種のアルカロイドを含むため麻薬効果があり、幻覚症状が出ることから、魔法、錬金術、呪術に活用された。けっこうな貴重品だったそうだ。
恋愛成就の魔法に!?
このマンドラゴラ、麻薬効果があるので栽培は違法かと思いきや一般家庭でも育てるのは問題ないそうだ。そこで、こんな恋愛の魔法を試してみてはどうだろうか? ちょっとエグい部分もあるけれど、わりとできそう(笑)。あなたまも魔術師になれるかもしれない。
マンドラゴラの恋愛魔法
・用意するもの(マンドラゴラの根、ミルクに自分の血を混ぜたもの、ナイフなどの刃物、ヴィーナスインセンスのお香、針)
魔法の手順
①月が欠けていく時期の夜明け前に、マンドラゴラの根を掘り出す。
②根が人の形に見えるならそのまま。人の形に見えないなら刃物などで人間の形に削る。
③好きな相手の名前を唱えながら、右手人差し指でマンドラゴラの上に(空中で)、五芒星を描く。(ひと筆書きする星のこと)
④マンドラゴラを土に埋めミルクと自分の血を混ぜたものを注ぐ。
⑤新月の日になったら、日の出前にマンドラゴラを掘り出す。
⑥次の満月までの期間(約28日)、毎夜、ヴィーナスインセンス(或いは金星に関するインセンス)の香を炊き、煙の中にマンドラゴラを通す。
⑦そして満月の夜、マンドラゴラの心臓部分に針を突き刺して、月光があたる窓際などにさらしておく。
この魔法で、あなたの恋愛は叶ったも同然!
興味のある方は試してみてはどうだろう。ただ、魔術を使ってかなった願いは不幸と表裏一体とも言われるので、のちにどんなことがあっても甘んじて受け入れるべし。です。