フリーランスのエンジニアは不安定。そんな業界の常識を壊していくある1つの会社があります。
企業とフリーランスエンジニアのマッチングを専門としているDOUZO株式会社では、月数千件にも及ぶ案件の中からエンジニア側の要望に沿ったマッチングを実現。今回はそんなDOUZO株式会社の代表取締役・三上貴廣さんにお話を伺いました。
DOUZO株式会社
DOUZO株式会社はフリーランスのエンジニアと企業をマッチングするビジネスを行う会社。自身もITのフリーランスとして活動していた三上さんが、IT業界を笑顔にしたいという想いから設立。フリーランスの方のスキルや要望に合わせて案件を提案し、企業とエンジニアの両方が納得して契約できるよう交渉、契約を行っています。
DOUZOでは常にエンジニア目線であることを大事にしており、エンジニアが数多くの案件の中から納得できる案件を選べるような環境を作り上げています。
代表取締役・三上貴廣さん
三上さんは現在 38 歳。 2004 年に業務用空調設備を取り扱う会社に入社。
その後システムエンジニアとして活動しますが、病気が発覚。
その際に「手術がうまくいったら楽しいこと、人のためになることに挑戦したい」と決意。
回復後は保育園を立ち上げました。
保育園ではIT技術を駆使し、業務の効率化に成功。保育園の先生が園児たちと関わる時間を増やし、先生、保護者、園児の皆が満足できる環境を作り上げました。
また、保育園の運営と同時にITのフリーランスとしても活動。保育園を運営し、みんなが笑顔になっていくところを見て、IT業界も笑顔にしていきたいという想いからDOUZO株式会社を設立しました。
DOUZOのポリシー
三上さんは会社を経営する上で、エンジニアに不安感を感じさせないようにしていると語ります。フリーのエンジニアは案件が切れた時、収入が無くなるといった不安がありますが、DOUZOの場合は常駐型フリーランスで3か月ごとの更新という形をとり、安定的な収入が入るようにしています。
また、エンジニアとは常にコミュニケーションをとるようにし、エンジニアにとって嫌な案件を契約してしまった場合には、その後、その会社とは契約しないというエンジニアを守る体制も整えています。
その他にも、自身がフリーランスとして活動してきた経験を活かし、年金、確定申告、投資など生活に密接した部分でもエンジニアの不安を取り除けるよう、壁を作らずに積極的に対話をしているそうです。
業界の抱える問題
三上さんいわく、現在のシステムエンジニア業界では一つの案件に対し、間に何社も入る多段構成のせいでマージンが抜かれてしまい、エンジニアに十分な報酬がいきわたらないという問題があるそう。
DOUZOではこういった問題を解決すべく、上の企業と直接取引が出来るように自社の体力、信頼、ネームバリューなどを高めるため活動。メディアに出演して知名度を上げたり、優秀なエンジニアと契約するためネット検索で自社の名前が上位に来るように対策を行っているそうです。
今後の挑戦
三上さんは今後について、業界の抱える問題を解決していきたい、さらに、今まで培ってきたノウハウを活かして海外での活動も視野に入れていると語り、「日々出来ること、やれることをやって悔いを残さないような形で人生を終わらせたい。やれることを全部思い立ったらすぐやっていきたい。」と語りました。
最後に、三上さんにとって挑戦するということはどういうことかを質問。三上さんは「生きることですね。生きている以上何かを生み出し続けないといけないですし、止まってちゃだめだと思うんですよね、なので生きること=挑戦することだと思うんですよね。」と答えてくれました。
エンジニア業界に新たな風を巻き起こすDOUZO株式会社。三上さんの手腕で多くのエンジニアたちを笑顔にしていってもらいたいと思います。