インテル、オリンピックにも「入ってる」。アスリートと観客をつなぐテクノロジーとソリューション

2021/07/21
Shoichi Sato

いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開幕。1年の延期や緊急事態宣言下など、通常とは異なる中でのスタートとなりました。いつもと違う大きな要因は、なんといっても無観客開催。私たちは画面越しの観戦、応援となります。

そんな無観客オリンピックをテクノロジーとソリューションでサポートしているのがインテルです。

同社は7月20日、「東京2020オリンピック競技大会へのテクノロジーによる貢献についての記者説明会」をオンラインで実施。インテルコーポレーションセールス&マーケティング統括本部副社長とインテル オリンピック・プログラム・オフィス本部長を兼任するリック・エチェバリア氏、インテル株式会社代表取締役社長を務める鈴木国正氏、オリンピック・プログラム・オフィスディレクターの松田貴成氏が登壇し、具体的な内容を紹介しました。

全体の8割以上がインテルベース

ソーシャルディスタンスや選手の会場移動、インフラ整備、ライブ配信など様々な課題がある今大会の運営。リック氏は「インテルの新しい技術でアスリートのパフォーマンスに寄与する。また、ファンへ没入感を提供できる技術も導入している。全体の8割以上で、インテルをベースとしたテクノロジーやソリューションが展開されている」と語りました。

メダリスト中村礼子絶賛のAR体験

鈴木氏は展開されている6つの具体的な技術を紹介しました。まずはAIを使用したコンピューター・ビジョン・ソリューション「3Dアスリート・トラッキング」、通称3DATです。選手名や順位だけでなく、加速度や時速までをリアルタイムで可視化。オーバーレイ表示で視聴者を楽します。主に陸上競技で採用されています。

あらゆる視点から競技を観戦できる「True View(トゥルー・ビュー)」も興味深い技術。バスケットボールで採用されています。会場全体に高解像度の小型カメラを設置し、プレーを撮影。これにより、従来にはない角度の映像が可能となりました。例えば選手の目線でボールを追う、リングから見渡すシュートの瞬間といった映像が撮影できます。

「TOKYO 2020 5G PROJECT」のプレゼンでは、元競泳日本女子代表でアテネ、北京の2大会連続銅メダルを獲得した中村礼子さんがメッセージを寄せました。5Gテクノロジーを利用し「高速」、「大容量」、「低遅延性」を生かした視聴体験を実現。水泳競技やセーリング、ゴルフに採用されています。

中村さんは自ら、水泳のARをデモ体験。「会場で選手の泳ぎから目を離さずに、映し出された記録や先頭ラインも確認できる。また、泳ぎとデータにズレが生じない。会場ならではの熱気を感じながら多彩な情報を収集できる、スポーツ観戦の新しいスタイル」と感想を口にしました。無観客となり今大会でのAR体験は実現しませんでしたが、今後注目される技術でしょう。

観客参加型の応援プロジェクトが「2020beat」。楽曲に合わせて手拍子やダンスをした動画をSNSで投稿すると、競技会場のスクリーンなどで上映される仕組みです。

ドローンはインテルが誇る最新型「プレミアム・ドローン」をリリース。1機あたり300g程度でありながら、安定飛行と長寿命バッテリーを実現させました。

これらの提供技術について松田氏は「選手に負担をかけないで撮影するため、センサーデバイスを一切使わずにパフォーマンスを記録しなければならない。動いている被写体とそうではないものを分けること、またリアルタイムに処理することなど、様々なハードルがあった」と語りました。

多くの苦労を重ねて開発されたインテルが「入ってる」東京オリンピック・パラリンピック。実は今大会がオリンピック史上、最も観客と選手の“距離が近い”のかも知れませんね。

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Shoichi Sato
この記事を書いた人

Shoichi Sato

地域ミニコミ紙の編集記者、広告代理店を経てフリーライターとして活動中。趣味は山登りなど、スポーツ全般の元高校球児。未確認生物や宇宙、戦国時代 などが好きなロマン追求型。座右の銘は「気は遣うものではなく、配るもの」。 ブログ:s1-thats-WRITE

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