全国自治体”迷”部署が話題!もはやネーミングを超えて大喜利状態www

2016/05/24
放送作家 石橋アキ江

ある自治体に『おもてなし課』なるものがあると、映画で話題になりました。そして、全国の自治体の中には、まだまだユニークな名前の特色ある活動を行っている『部署』があるのです。そんなちょっと変わった自治体の『部署』についてご紹介します。

『お住もう課』 佐賀県武雄市

https://www.city.takeo.lg.jp/osumou/


武雄市は、市内への定住促進強化に取り組む『お住(す)もう課』を設置。

具体的に『お住もう課』では、現在の空き家バンク制度、市外からの転入者が古い家を改築したり新築したりする場合に市が一定の補助金を出す「定住特区補助金」の活用紹介などを行っています。このほか、市内に移住する人や起業する人をこれまで以上に支援していくとのこと。


相撲に引っ掛けたHPも可愛らしいので、「どこかに移住したいな~」と考えている方は一度覗いてみてはいかがですか? 

『まんが・コンテンツ課』 高知県

http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/141701/


高知県内の高校40数校中約30校に「まんが研究会」や「まんが同好会」があるほど、高知県には「まんが」の土壌があります。高知は県をあげて「まんが甲子園」の開催やソーシャルゲーム企画のコンテストなど、まんが文化の推進とコンテンツ産業の振興に取り組んでいるのです。


そんな中、『まんが・コンテンツ課』ができてからは、様々な企画を作り上げているのです。その中でも、ソーシャルゲームについては、地元の銀行から大手ゲーム会社に転身された経歴の方の人脈やネットワークを活用するなど、取り組み方も本格的です。漫画家を目指す方が移住するなんてケースも出てくるかもしれませんね。

『お困りです課』 兵庫県芦屋市

http://www.city.ashiya.lg.jp/info/


「お困りです課」は、市民と行政とのパイプ役となるべく設置された課。「親切・ていねい・迅速」をモットーとし、女性課長を筆頭に、スタッフ全員が女性だとか(15年調べ)。市政への意見や苦情のほか、離婚や相続などの家庭内問題、遺言や借金についての法律問題など、「困り事」の相談をなんでも受け付けていると言います。内容に応じ、専門家の紹介もしてくれるとのこと。


生きていると色々な問題が起こりますが、誰にどう相談してよいのかわからずに自分を追い詰めてしまった結果、刑事事件に発展するなんてニュースも最近では耳にしますよね。しかし、こんな課があったら、一人で悩むなんてこともなくなるかもしれませんね。

『婚活応援課』 佐賀県伊万里市

http://www.city.imari.saga.jp/2797.htm


1.市内で結婚を望む独身男女の情報収集に関すること。

2.独身男女の出会いの場の創出に関すること。

3.結婚を望む男女からの各種相談に関すること。

4.結婚支援のための関係団体及び民間事業者等との連携に関すること。


と、ちょっとお堅い形ではありますが、「生涯結婚しない男性の割合が15%と全国平均より高く、役所肝いりで出会いの場づくりに乗り出す」と言う塚部芳和市長の思いの詰まっている課だそうです。本気で結婚を考えている! という方「移住計画」もありですかね?

 

最近では、自治体それぞれが思い描く街づくりを目指して、その土地の「今」を映し出しながら、さらに住民が幸せになるための取り組みを柔軟に行っている印象を受けます。人それぞれに臨むことは違いますから、そんな思いに、今住んでいる自治体に不満を抱くこともあるでしょう。


ならば、自分が幸せになれるような活動をしている自治体を見つけ出し住んでみる! という人が増えてくる時代がくるかもしれませんね。

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放送作家 石橋アキ江
この記事を書いた人

放送作家 石橋アキ江

"テレビ番組、ラジオ番組の構成や脚本を執筆中。 中学校教員として十年以上の経験から、現場で悩みを抱える多くの人達に人生は楽しいものだと思ってもらえる作品を提供したいと日々模索中。参加作品「神秘に触れる夜」「ADVANCE EARTH」「携帯恋愛アプリMYNAME」など。"

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