秋と言えば、食材もビールも美味しくなるグルメをとことん堪能できる季節! この秋、ビールを楽しむなら、クラフトビールを味わってみるのも良いのでは?
クラフトビール好きの間では知らない人はいない伊豆修善寺の「ベアードビール」を作っているブルワリーが、季節限定で毎年恒例の「フェストラガー」の販売をスタートし、話題を集めています。
そこで今回は、そのフェストラガーの特徴や試飲、ベアードビールをはじめとしたクラフトビールの楽しみ方をお届けします!
秋の収穫祭を祝うフェストラガー
秋限定のフェストラガーは、どんなビールなのでしょうか?
伊豆修善寺のブルワリー「ベアードブルーイング」を営むブライアン ベアードさんと、さゆりさん夫妻にインタビューしてみました!
―ベアードビールの中でも、フェストラガーはどんなビールですか?
「ベアードビールは定番だけでも12種類あり、ラガー、エール、ベルギーと3種類の酵母を使い分けています。限定商品も年間48種類以上造っており、その中でもエール系のビールが多く、ラガー系は片手で数えるほど。しかし、風味溢れるラガーはさまざまな個性を持つエールと同じように、とても魅力的で満足できるものです」
―フェストラガーは、クラフトラガービールの一つなんですね。どんな特徴があるのでしょうか?
「フェストラガーは2013年から秋の定番季節限定商品として毎年製造しています。これはドイツスタイルのメルツェン(オクトーバーフェスト)ラガー。ドイツの伝統に敬意を払い、原材料のモルトやホップもドイツ産を使用しています。
色は、秋の紅葉を思わせるやや濁りのあるアンバーレッド、味わいは麦芽の甘みと優しい口当たりで満足感があり、収穫の季節を感謝するのにぴったりです。秋の旬の味であるサーモンをグリルしたものや、栗を使ったデザートなど、旬の食材とも相性抜群です!」
フェストラガーを飲んでみた!
聞いているだけでも、魅力的。早速試飲させてもらいました!
まずはカラフルで楽しげなラベルが目に入ってきます。これは収穫祭のワンシーンを切り取ったもので、美しい紅葉を愛でながら、美味しいビールや食事を楽しみ、友情を深めている仲間達を描いているそう。
そして、ビールの色は確かに紅葉を思わせる琥珀色! 早速、口に含んでみると、麦芽の旨味に富んだリッチな香りがふわっと広がり、丸みがあって飲みやすい! フルーティですっきりとした後味というのも、まさに感じられました。
クラフトビールの美味しい飲み方
そこでブライアン・ベアードさんにクラフトビールの美味しい飲み方を伝授してもらいました。
クラフトビールを飲み慣れていない人向けと、クラフトビール通、それぞれに教えてもらいましたよ!
クラフトビールを飲み慣れていない人
「飲み慣れていない方は、温度は冷やしすぎないのがポイント。冷蔵庫から出して少なくとも5分は待ってください。
グラスは大きめのワイングラスやラガーグラスに、ビールときめの細かい泡が7:3くらいになるように、注いでください。まずはその美しいアンバーレッドカラーとふわふわの泡を愛でる。そして一気飲みせず、ゆっくりと最後の一滴まで味わう。途中でグラスを回してその香りも楽しんで。グラスに美しい泡のレースが螺旋状にできたら、おいしいビールの証拠です」
クラフトビール通の人
「クラフトビール通の方には、ご自分でお気に入りのフードペアリングを見つけて欲しいですね。一般的には、ビールの色と同じような色合いの食べ物が合うとか、IPA(インディアペールエール)にはスパイシーなフードが合うとか、いろいろと紹介されていますが、人によってはその逆もあるかも。好みはそれぞれなので、自由に試して、自分のお気に入りのペアリングを見つけてみてください」
聞いているだけで飲みたくなってくるのは不思議! ぜひ試してみましょう。
フェストラガーは、オンラインショップで販売中。他のベアードビールのセットも期間限定販売されているので、飲み比べしたい人にはおすすめです。
直営オンラインショップ(https://shop.bairdbeer.com/ja/)
楽天市場ショップ(https://www.rakuten.co.jp/bairdbeer/)
この秋、家族や親しい仲間と秋の旬の食事を囲むとき、一人で美味しい秋の味覚をじっくり堪能したいときなどにいかがでしょうか?
【取材協力】
ベアードブルーイング(https://bairdbeer.com/ja/)
2000年沼津の港町で日本一小さなクラフトビール工房として誕生。二度のブルワリー規模拡大を経て、2014年に伊豆・修善寺へ移転。元キャンプ場跡地という美しい自然環境を活かし、無農薬栽培でホップや果樹を育て、2016年にはキャンプ場も復活させました。ビールと自然が好きなら、まさに天国のような場所です