カルビー株式会社は、フレンチシェフの三國清三氏をフードアドバイザーに迎えたコラボレーション企画「日本を愉しむプロジェクト」の集大成(第6弾)であり、「堅あげポテト」30周年にふさわしく歴史を感じさせる、江戸味噌の味わいを再現した「堅あげポテト 幻の江戸味噌味」の新商品発売を記念したメディア向けイベントを3月7日に開催。
これまで、カルビーの三國氏との企画「日本を愉しむプロジェクト」では、しょうゆ味やレモン味などの商品が発売されてきた。プロジェクトの集大成であり第6弾となる今回は、「堅あげポテト」×江戸をテーマに、三國氏と株式会社日出味噌醸造元がダブル監修。戦後姿を消してから70年余りと言われている江戸味噌は、日出味噌醸造元が今から約10年に復刻させた。
今回の新商品は、三國氏と日出味噌醸造元の両者による複数回の試食評価を経て、「堅あげポテト」の食感と相性の良い厚みのあるおいしさにこだわり、5ヵ月かけて改良していったとのこと。
イベントで、日出味噌醸造元の代表取締役社長 河村浩之氏が江戸味噌を紹介。江戸味噌は、独自の製法で作られていて、フレッシュな甘口味噌となっている。雑味のすくないスッキリとした味、あまみ・うまみ・塩味のバランスが良い、味噌独特の香りがない、という味の特徴がある。
開発過程やこだわった点について、三國氏は「味噌が来てるか来てないかが大事。味噌が来すぎてもダメなんです。最初ちょっと足りないようで、カルビーの一袋を食べたら味噌だ!と。それが売れる商品になるんです。最初からガツンと来ると飽きちゃうので。その辺のバランスがね」と解説。
また、カルビーの堅あげポテトチームに所属し、三國氏とともに開発に携わった福原椋太氏は「味噌の味わいの表現と旨味のバランスが非常に難しいところ。当時江戸で使われたかつおだしも配合しているんですけど、どう味に厚みを出したらいいかと(日出味噌醸造元の)河村社長に相談させていただいたときに、意外に江戸の方は味噌のこしょうを合わせていたと聞いて、江戸の粋な隠し味としてこしょうを入れました」と、商品完成までの経緯を振り返った。
さらに、今回のイベントのために三國氏が考案した新商品の「堅あげポテト」を使用したオリジナルメニューの試食が行われた。振舞われたのは「"TOKYO X"のエスカロープ、江戸サラダと『堅あげポテト 幻の江戸味噌味』添え」。
東京生まれの幻の豚肉と言われているTOKYO Xや、江戸東京野菜の伝統小松菜、東京ウドを使用した野菜がたっぷりのメニューになっていた。「堅あげポテト」はそのまま添えられていて、歯ごたえのある食感と風味を豚肉や野菜と一緒に味わえる。
新商品「堅あげポテト 幻の江戸味噌味」は、3月18日(月)より全国のコンビニエンスストアで先行&期間限定発売される。