気温が下がり、温泉が楽しい季節の到来。温泉には体を温める効果がありますが、「湯治」という言葉があるように、体を癒す効能を持つものでもあります。師走に向けて忙しさが加速し始め、疲れも出始める季節だからこそ、効能高く日帰りでも行ける関東の温泉を厳選してご紹介します。
1、冷え性に嬉しい「おふろcafé白寿の湯」(埼玉県)
10月にリニューアルオープンしたばかりの天然温泉。塩分豊富で保湿効果の高い塩化物泉の中でも、とりわけ高成分な「塩化物強塩泉」という泉質です。入浴すると体が芯から温まり、湯冷めしにくいのが最大の特徴。「熱の湯」とも呼ばれ、温泉ファンから根強い人気を集めています。食事処では、名産品の糀を使った健康と美容を意識したお食事がいただけるのも魅力。
2、鉄分で真っ黒!貧血に効果的な「塩原温泉・墨の湯」(栃木県)
五色の湯を持つ大出館。その中でも墨のように真っ黒で、珍湯としても知られている湯が「墨の湯」です。色の秘密は、豊富な鉄分。湯に浸かっていると黒い湯花が体に付き、タオルは真っ黒に染まってしまうほど。飲湯もできるので、貧血ぎみの人は飲んでみるのも良いでしょう。
3、やっぱり美肌を手にいれたい!三大美人泉質「飯山温泉」(神奈川県)
温泉は酸性と中性、アルカリ性に分けることができますが、アルカリ性の湯は、角質をやわらかくして皮脂を溶かしてくれる効果があり、肌がなめらかになります。国内トップクラスのアルカリ性の高さを持つ「飯山温泉」は、都築川温泉や白馬八方温泉と並び、「美人の湯」「美肌の湯」と称されています。最近肌がザラザラしているとお悩みの方は、一度訪ねてみては?
4、弱った胃腸を優しく包む「四万温泉」(群馬県)
ジブリの名作「千と千尋の神隠し」の舞台となった場所としても有名で、「日本三大胃腸病の名湯」に数えられている温泉。四万の病を治癒するほどの効能があることから名付けられたという湯は、国内初の保養温泉に指定されているほどの高効能。浸かれば神経痛やリウマチに効果が期待できるほか、熱いまま飲めば下痢に、冷やせば便秘に◎。元禄時代に建てられた「積善館」なら、モダンな浴槽も楽しめます。
5、疲れがひどいなら湯治へ!2つの泉質を持つ名高い湯治場「伊香保温泉」(群馬県)
体の疲れがひどい方には、多彩な効能を持つ「伊香保温泉」がオススメです。古くは万葉集にも記されたほどの長い歴史を持ち、湯の種類は2つ。1つめの「黄金の湯」で、神経痛や高血圧、冷え性、皮膚病に効果的。2つめの「白銀の湯」は、病後・疲労回復に効果的です。また、子宝の湯としても知られ、多くの女性が訪れています。湯めぐりをしてのんびり湯浴みをすれば、心身の疲れも癒えるはず。
いかがでしたか?忙しくてなかなか泊まりで旅行に行けないという方も、日帰り温泉なら気軽に行けて、リフレッシュ効果も抜群!たまには、のんびりとしたご褒美タイムを過ごしてみてはいかがでしょう。