国立歴史博物館、市立劇場、国立美術館などの歴史的建造物が集まり、オリンピックの街として知られるようになった、リオ発祥の地である“セントロ”。
そのセントロの中、“Uruguaiana(ウルグアイアナ)”という駅を出るとすぐそこには“アメ横”のような商店の集合体がありました。
今回は、カリオカ(リオに住む人たち)からComeldoromo(コメルドロモ)や、駅の名前そのままにウルグアイアナと呼ばれる、リオの“アメ横”を紹介します。
日用品、電化製品、おもちゃ、お土産、何でもそろう
(建物内は暑く、そこら中に扇風機が設置)
アメ横の、その中でもガード下というコアなショッピングエリアのブラジル版といった印象のウルグアイアナでは、たいていのものは購入することができます。
表通りには観光客相手のお土産物屋さんももちろんありましたが、中に入るとリオデジャネイロで生活する人たちを対象にしたお店のほうが多く感じました。
(すべての店に番号が振られている。写真はシューズショップ)
特に多かったのが、電化製品を扱ったお店。ゲーム関係のお店や、DVDを取り扱っているお店が多く、ブラジルではよく見かけるのですが、リモコンだけを取り扱っているお店も。
(スマートフォンの基盤なども発売。)
中でも驚いたのが、携帯電話とパソコンの修理屋さんとパーツ販売店の多さです。携帯電話を解体し、直したり、パーツをばらして売っているようなお店があり、何件か写真を尾根がしたのですが断られてしまいました。やはり、中に入れば入るほど、観光客向けではないと感じました。
安くてうまいカリオカ“市場飯”
(商店街で働く人たちが列ができていた食事処。)
このウルグアイアナ商店街には食事ができるところも多くあり、表通りにはYAKISOBAや、ハンバーガーといったお店がありました。商店街の奥に足を進めると看板も何もないのに列ができているお店を発見。
食事をするテーブルすらないお店ですが、そこで働く人たちが列を作るお店だけあって、12レアル(約360円)という値段ながら、ボリューム満点で味も美味しく、メニューも毎日変わるので連日通えます。
女性1人では危険も…子供のスリにも要注意
ちょっと変わった物が好きな人には楽しいウルグアイアナですが、決して安全ではありません。私も、ウルグアイアナに行く時には現地の人に散々注意を受けました。
男性でもそれだけ言われるので、女性1人などは特に危ないかもしれません。ウルグアイアナだけではなく、ウルグアイアナがあるセントロは場所によってかなり治安が悪いそうです。
そのため、ウルグアイアナを含むセントロに行く際には、以下のことを注意すると良いと思います。
・明るい時間に行く。
・セントロを歩く際は最短距離までメトロを使用する。
・携帯を手に持ったまま歩いたり、高級な装飾はつけない。
・子供のスリに要注意。
一番注意されたのが子供のスリです。
セントロの大通りにあるマクドナルドはほとんどが交差点の角にあり、その理由は「マクドナルドの中で信号を待って、青になったら信号を渡るため」という話を聞きました。
実際、私はセントロを歩いていても何も問題は起きていませんが、注意をしすぎて損することはないと思います。
ウルグアイアナはリオデジャネイロの中でも楽しめる場所の一つだと思います。
全くと言っていいほど英語は通じませんが、1時間もあれば回れるウルグアイナは、リオデジャネイロ旅行のおススメルートです。