香りにこだわるコーヒーブランド「ネスカフェ 香味焙煎」と室町時代から500年にわたって続く伝統文化「香道」に触れられる「ネスカフェ 香味焙煎 香道サロン」が10月28日よりオープン

2021/11/02
マガジンサミット編集部

ネスレ日本株式会社は10月30日の「香りの日」を前に、香りや品質に対するこだわりが強い日本人のために開発された日本独自のコーヒーブランド「ネスカフェ 香味焙煎」をテーマにした期間限定の催し「ネスカフェ 香味焙煎 香道サロン」を10月28日(木)〜11月12日(金)まで開催する。

原宿駅近くにあるネスレカフェ原宿が掛け軸や畳といった和の空間に変身し、室町時代より500年にわたって香道を継承する志野流の第21代家元継承者 蜂谷 宗苾(はちや そうひつ)若宗匠監修のもとコーヒーの香りだけでなく香道にも触れられる空間となっている。

日本人の繊細な味覚に合う、日本人のためのコーヒー「ネスカフェ 香味焙煎」は深い焙煎がもたらす豊かな香りとコクが特徴でコーヒーの香りや品質にこだわっている。2種類あり、「ネスカフェ 香味焙煎 豊香(ゆたか)」はビターチョコレートのようなコク深さがありつつも、鼻に抜ける心地よい香りが特徴。「ネスカフェ 香味焙煎 柔香(やわらか)」は柔らかい印象でローストアーモンドやナッツを思わせる香りだ。

香道は室町時代に八代将軍足利義政の命を受けた志野流初代志野宗信が中世芸道のエッセンスを凝縮させ香をたくことの作法などを制定し大成させた。蜂谷氏は香道は応仁の乱後の京都の焼け野原の中、大変な時代に生まれたと話す。

香道ではラオスやベトナムなどの東南アジアで産出される沈水香木(灰の一番上にのっているのが香木)のみを使用しその香りを鑑賞する芸道。香道を通して自分と向き合い心を聞くことで、精神性、人間性、魂力を高めていくものだ。香道を体験した後は熟睡できたなどの声もあり、今のストレス社会でも人の心を救う日本の伝統文化となり、大変な時代だからこそ心を落ち着かせるために必要とされてきたのかもしれない。また使用する香木は100年に一度、取れるような貴重なものだ。

メディア体験会で特別に蜂谷氏が香道を披露。伝統的な道具や作法、美しい所作は今後も残したい素晴らしい日本の伝統文化だ。灰には陰陽五行の意味も含む50本の箸目が付けられるなど繊細な作法で香りを聞く(香ることを聞くと言う)。

香道とコーヒーにはコーヒー豆も香木も自然界からきていて、香りを楽しむという点でも共通点があると、今回は入れたての「ネスカフェ 香味焙煎」の香りも蜂谷氏は楽しんだ。豊香に対しては僧呂のようで苦味の中に優しさもあると表現し、柔香は貴賓があってスーッと入る柔らかさがあるとコーヒーの香りの感想を述べた。

香道でも同じだが、せっかくの豊なコーヒーの香りなので呼吸を落ち着かせて照明も落として香りを味わいながらコーヒーを楽しんで気分やスイッチを切り替えてほしいとアドバイスもする。

期間中にカフェでは「香道」と「ネスカフェ 香味焙煎」を楽しめるように2つの体験が用意されている。1つ目の「ネスカフェ 香味焙煎 香道体験一式」(1200円・税込)では電子香炉と「ネスカフェ 香味焙煎」を使用して香木の聞香が体験できる。そうしてもう一つの「ネスカフェ 香味焙煎 月見香体験一式」(1000円・税込)では2種類の香りを組み合わせ、香り当てなどをする香道の遊びの一つ「月見香(つきみこう)」が体験できる。

和菓子も香道が体系化された室町時代に伝来したものをコンセプトとし「ネスカフェ 香味焙煎」に合う「源氏香」と「かすてあん」から好きな和菓子1種類を選ぶようになっている。このような香りをコンセプトに「香道」と「ネスカフェ 香味焙煎」の共演はなかなか見れない貴重な機会だろう。香りに癒されに、そして日本の伝統文化を体験しにぜひ訪れたいものだ。

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