冬を迎えるにあたり人々の節電に対する意識調査を実施。様々な事実が明らかとなり、専門家が解決策を紹介

2022/12/12
マガジンサミット編集部

12月1日(木)から3月31日(金)までの期間、節電要請が発令された今年の冬、皆さんは節電に対しどのような意識をお持ちでしょうか。

今回、YKK AP 株式会社は、20 代~60 代の男女 1,105名を対象に「冬に発生する家庭内の課題と窓の関係についての意識調査」を実施。節電に関してや、その他のことに関する人々の意識が明らかとなりました。

冬に発生する家庭内の課題と窓の関係についての意識調査

調査ではまず、「冬に感じる住まいの困りごと」について質問。結果は、冬に困っていることとして「暖房使用による電気代の上昇」、「朝起きたときに室内が寒い」ことなどがランクインしました。

続いて、「結露を放置するとカビが発生する」ということを知っているか質問。さらに、「自宅で結露を発生させないための対策」をしているかを質問しました。結果としては、86.5%もの人が結露はカビの原因となることを知っているにも関わらず、対策をしている人は 27.9%という結果に留まりました。

次に、結露を発生させない対策を実施していない人にその理由を質問。「対策を行うのが面倒」、「どんな対策があるのかよくわからない」といった回答が多い結果となりました。YKK AP では結露が発生する理由や自宅でできる結露対策などを下記のページにて発信しています。

【もう結露になやまない】 https://www.ykkap.co.jp/consumer/lifestyle/articles/616

また、調査では節電要請についても質問。今年の冬に節電要請が発令されることを知っているかを聞くと、69.7%の人が知っていると回答しましたが、具体的な対策を実施しようと考えている人はわずか17.3%でした。

最後に、節電対策を実施予定の方に、「自宅でどのような節電対策を実施しようと思いますか?」と質問。結果は「暖房の設定温度を変更する」「暖房の利用時間を減らす」のどちらか、または両方を実施しようとしている人は合計 487 名で 64.4%となり、多くの人が「暖房の使用方法」で節電を実施しようとしていることが分かりました。

東京大学大学院准教授 真之先生のコメント

今回は調査結果について、東京大学大学院准教授である前 真之先生にコメントを頂いています。先生は、「冬に感じる住まいの困りごと」の調査において、「暖房使用による電気代の上昇」、「朝起きたときに室内が寒い」という回答が多かった点について次のようにコメント。

「暖房費がかさむことも、水回りや朝部屋が寒いことも全て、建物の断熱不足が原因です。日本の家は『熱の勝手な出入りを防ぐ』断熱の性能が不足しているためこのようなことに悩まされてしまうのです。」

また、結露の予防については、「室内の水蒸気の発生を減らすことと、水蒸気が結露しないよう室内の表面温度を上げることが有効です。特に、窓枠は表面温度が低くなりがちで、結露が最も発生しやすいウィークポイント。窓枠を熱が伝わりにくい樹脂にすれば、結露防止に大きな効果があります。」と教えてくれました。

さらに、節電対策について「冬の寒さと暖房費の高さを両方解決するには建物自体の断熱性の向上が不可欠です。断熱の一番の弱点は『窓』ですが、逆を言えば、窓を換えることで一気に建物の断熱性は上がります。既存の窓を残して内側に新しい障子を追加する『内窓』なら、低コストで工事も簡単です。国も大規模な断熱窓改修への補助金も用意しているので、今が窓改修のチャンスです。」とコメントしました。

 

今回の調査では、冬は暖房による電気代の上昇や寒さに困っている人が多いこと、結露に対し対策を行っている人が少ないこと、節電要請に対し具体的な対策を考えている人は少ないことなどが分かりました。前 真之先生もおすすめする「樹脂窓」は、以下のページでも紹介しています。節電対策、結露対策を行いたい人はチェックしてみてください。

https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/sp/healthcare-mado/

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