SMBCファミリーワークスは、子どもがいる全国の60代~80代男女のうち、子どもと同居していない計500名を対象に「親子のコミュニケーションに関する調査」を実施。その結果が14日に発表され、半数以上が息子・娘と「もっと連絡を取りたい」と思っている一方で、今年のシルバーウィークに帰省する子ども世代は2割未満だとわかりました。
17日から25日にかけて2度の3連休があるシルバーウィーク。子どもの帰省を心待ちにしている親世代は多いでしょうが、子どもが「帰省してくる予定(17.6%)」と回答した人は2割未満に。また、帰省による新型コロナウイルス感染リスクに不安はあるか聞いたところ、6割弱が「ある(22.4%)」「どちらかというとある(34.0%)」と回答。子どもや孫との再会を望む一方、実際に会うとなると感染リスクには不安が残るという複雑な心境がうかがえます。
親子で連絡を取る頻度を聞いたところ、「週に1~3日(26.2%)」「半月に1回程度(21.0%)」「1ヶ月に1回程度(20.8%)」に約7割の回答が集まり、少なくとも1ヶ月に1回は連絡を取るというケースが多いことがわかりました。しかし、子どもともっと連絡を取りたいと思うかを尋ねると、半数以上が「そう思う(12.4%)」「どちらかというとそう思う(42.8%)」と回答。現在のコミュニケーション頻度に満足できていないシニア世代は多いようです。
さらに、スマホ・家電の使用状況や健康状態を離れて暮らしている家族がアプリ等を通して確認することができる「みまもりサービス」の利用の有無別に比較すると、みまもりサービス利用者のほうが敬老の日に子どもから連絡がくる比率が高く、連絡の頻度も多いことがわかりました。
子世代との理想的な関係については「同居(2.2%)」と回答した人は少なく、「近居(45.2%)」「別居だが年に数度帰省してきて、マメに連絡はくれる(29.4%)」と回答した人が多い結果となりました。そうした「程よい距離感」を保つという意味でも、みまもりサービスは需要があるようです。
最後に、シニア世代が考える理想の親子タレントを調査。1位は関根勤・関根麻里、2位は高橋英樹・高橋真麻、3位は森山良子・森山直太朗といった結果になりました。選んだ理由としては「仲良し」「程よい距離感を保っている」「コミュニケーションが良くとれている」などがあがり、いつまでも子と仲良くいたいというシニア世代の思いが垣間見えました。