マツコ・デラックスにもオススメ!睡眠絵本の次は「はなくそ絵本」がくる!?

2017/12/02
N田 N昌

みなさまは、「はなくそ」をお食べになりますでしょうか?こちら、2013年10月、人気番組「マツコ&有吉の怒り新党」の中で行われたアンケート調査でございます。ことの発端は、マツコ・デラックス様、さらに有吉弘行様が「はなくそ」を食べるとのカミングアウトでした。そして、調査結果は、まさかの…でした。

 

<世論調査の結果>

○全投票数は112976

○反マツコ・有吉派(口に入れない)→769

 

そして、

○マツコ・有吉派(口に入れる)→42907

 

なんと、10人中3人が「はなくそ」を食されているという結果となりました。そうなのです。実は、はなくそ食べる派は少なくないのでございます。声優でタレントの金田朋子様も「有吉弘行のダレトク!?」に出演の際、今でもはなくそを食べているとカミングアウトされております。

 

そんな「はなくそ人気」からか…はなくそは体にいい、はなくそを食べると健康になるという研究をしている方も世界中には少なからずいらっしゃいます。ネットで検索するとけっこう出てまいります。カナダのサスカチュワン大学生物学研究者のナッパー博士は「鼻くそを食べると人の免疫機能は強化される」という仮説を立て、研究を進めているようでございます。

 

とはいえ、できれば自分のパートナー、子どもには「はなくそ」を食べて欲しくないと思っている方が大多数だと思います。(間違っていたらごめんなさい)そんなか、先日日本で出版されたのが…はなくその秘密・しくみを学んで、子供の「はなくそ」を食べる癖を治そうというカナダの大人気絵本でございます。

 

「はなくそ」(著:アンジェール・ドロノワ 絵:カロリーヌ・アメル)

 

日本版の監修を担当されたのは、「すくすく子育て」(NHK)でもご活躍!国立成育医療研究センター耳鼻咽喉科医長の守本倫子先生でございます。こちら、大人も楽しめる「はなくそ」のしくみを学べる画期的絵本でございます。

 

昨年は、「おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本」が“子どもがたった10分で寝る”と話題になりましたが、今年は(もう残り少ないですが)、“子どもが鼻くそをほじらなくなる!食べなくなる!”と話題に、大ヒットするかもでございます。禁煙ならぬ「禁はなくそ」でお悩みの方は是非、チェックしてくださいませ。

 

最後にひとつ。

 

「はなくそ」という同じタイトルのフランスの絵本がございますので、こちらとお間違えのないように…。(こちらはむしろ逆効果かもしれません)ちなみに、こちらは大人絵本マニアの小生が大好物なナンセンス絵本でございます。

 

「はなくそ」(作:アラン・メッツ 訳:ふしみ みさを)

 

ユーモアあふれる作風で人気のフランスの人気絵本作家、アラン・メッツ様の作品でございます。内容はというと…。今日こそ告発するぞと一大決心した主人公のブタ、ジュールは意中のこひつじ、ジュリーのもとに向かいます。が、その途中、オオカミが登場、2人はオオカミに捕まってしまいます。そして、オオカミは2人を食べようとします。

 

そんななか、ジュールは「はなくそ」を剣にかえ、オオカミと対峙、まさかの大脱出劇を披露してくれるのであります。ラブロマンスでもございます。フランスならではのエスプリとユーモアたっぷり、大人が楽しめる一冊でございます。

 

余談ですが、アラン・メッツ様は駆け出しの頃、パリのカフェで偶然出会った「すてきな3にんぐみ」の作者トミー・アンゲラー様に、その場でスケッチブックを見せ自分を売り込んだエピソードも有名でございます。はなくそを食べる癖を卒業されている方には、こちらの「はなくそ」がオススメでございます。

(文:N田N昌)

 

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この記事を書いた人

N田 N昌

放送作家・ナンセンス絵本マニア 「有田とマツコと男と女」「レゴニンジャゴー(アニメ)」 「天才テレビくんMAX」「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」 など、テレビ・ラジオ番組の構成脚本を担当。

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