『オレオレ詐欺』なるものが世間を賑わせて数年たちますが、いまだ『オレオレ詐欺』なるものは撲滅どころか、形を変え勢力を伸ばしているようです。
そして現代では、高齢者だけでなく、若い世代や主婦に“魔の手”が伸びている『アフタヌーン詐欺』なるものが流行っているというのですから怖いですよね。
そこで『アフタヌーン詐欺』とはどんなものか? 対策法を含めご紹介します。
◆アフタヌーン詐欺とは?
最近テレビや雑誌、ネットでも話題になっている『アフタヌーン詐欺』。これは、お昼の時間帯の主婦や年配の方に狙いを定めた詐欺を指します。
警視庁調べ、平成27年中都内での詐欺被害総額は約67億円にのぼっているそうです。
「私は大丈夫!」なんて思っているかもしれませんが、実は詐欺に遭われた人の9割以上が「まさか私が詐欺に遭うなんて思わなかった」と答えているそうですよ。
◆『アフタヌーン詐欺』の主な種類
『アフタヌーン詐欺』は、アダルトサイト詐欺や、オレオレ詐欺とは違って、日常生活の中で「まさかこれが詐欺に当たるなんて」という普通の行動に隠れているのが特徴です。ではどんなものか、実際にご紹介しましょう。
*『ゴシップサイト・ワンクリック詐欺』
芸能人の裏情報のゴシップネタなどの芸能情報サイトと見せかけて、実際はワンクリック詐欺サイトに誘導するもの。
【対処法】そのページを消す事が出来なくなった場合、決して請求サイトへ電話をしてはいけません。携帯に詳しい人に消し方を聞く、もしくは携帯ショップに行けば簡単にページは消して貰えます。
そのまま請求サイトへ電話してしまうと詐欺師の口車にまんまと乗せられて高額な金額を払う羽目になってしまうかもしれないですし、電話番号もバレてしまうので、絶対に電話はかけないでください。
*『個人情報漏えい詐欺』
「あなたの個人情報が漏れています」と連絡が入り、削除するにはお金が必要だと金銭を要求される手法。
【対処法】警察に行きましょう。これだけ個人情報に厳しくなっているのですから、個人情報が本当に漏れているのであれば逆に裁判に持ち込めるわけです。まずは慌てず、身内に相談しづらかったら、警察に行くことが一番です。
*『劇団詐欺』
例えば、息子と名乗る者から連絡がかかってきても、ずっと泣いているだけ。相手側が心配する家族の様子を伺い、泣きつく息子の上の存在である上司、もしくは、警察や弁護士など、公的な名乗りをしてきます。
ここまでは今までにもあった形。
今は、泣きつく息子の元へ電話が繋がらないように犯人側が仕向けるわけです。
何ども息子へ電話を掛ければ、面倒だと電源を切ったり、音がならなくなるように携帯を操作します。
そうすれば犯人から電話をもらっている家族は、電話の繋がらない息子を心配するわけです。
【対処法】詐欺師は時間が無いと焦せらせると思いますが「警察に相談してみる」と言うとあっさり向こうから電話を切るらしいので、落ち着いて対応してみてください。
警視庁のホームページには、実際の体験談や、音声の例などがありますので、地方に親が住んでいて心配だなんて思う方は是非、今度のお休みにでも一緒に警視庁のホームページを覗いてみては如何ですか。
警視庁HP
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/tokushu/furikome/furikome.html