帰省時にオススメ!“日本一の手みやげ”に添える絵本はこれだ!

2017/12/31
N田 N昌

老舗男性情報誌「BRUTUS」の人気企画のひとつでございます。“日本一の「手みやげ」はこれだ!”。ご存知の方、多いのでは…。毎年、この特集号あった気がしておりましたが、実は6年ぶりだとか…。パーティーや帰省のシーズンには欠かせない、2017~18年に必須の手みやげ特集でございます。まさに「おかえりなさい」でございます。

一家に一冊の名企画でございます。今回も、味はもちろん、背景にストーリーあり、パッケージにこだわりありの手みやげが全283品、紹介されております。まさに、お正月帰省する際の手土産のバイブルでございます。眺めているだけ、、読んでいるだけでお腹が空いてきます。

 

そして今回は、お正月帰省の際、手土産にプラスアルファー!甥っ子、姪っ子に「絵本」を手土産に帰省したらどうか…というご提案でございます。帰省時に「絵本」を手渡すことで、子供達は「ひょっとしたら、絵本をもらったから、お年玉はもらえないかも」と考えるかもしれません。

そんな心境の子供達に、元旦、お年玉をあげようものなら、子供達からの評価は激アゲまちがいナッシングでございます。多少、お年玉の金額が少なくても評価が下がることはございません。絵本は1500円前後。費用対効果は抜群でございます。

 

で、おススメの絵本ですが…

新年の干支、犬の絵本も悪くはございません。しかし、今回はお菓子(手土産)にまつわる絵本をご提案、ご紹介させていただきます。例えば、東京で人気のドーナツを手土産にする際には、ドーナツの絵本という具合でございます。お菓子を選ぶ際には是非、「BRUTUS」をご参照ください。

手土産のお菓子が今旬でストーリーがあるものであるなら、絵本もそれにならって、今旬な絵本作家の作品と蘊蓄をご用意いたしました。「東京では今、この絵本作家さんが人気なのよ」と軽く蘊蓄が披露できるはずでございます。

ますは、手土産がドーナツの場合。

「ブタのドーナツやさん」(作:谷口 智則)

 

絵が素敵で大人のファンが多い逆輸入絵本作家の谷口智則様の最新作でございます。20歳の時にボローニャ国際絵本原画展を見て、独学で絵本作りをスタート。その作風からか、デビュー当時は日本在住なのに日本でなくフランスなど海外で絵本が出版されておりました。その後日本でも話題になり、今では日本の出版社からたくさん絵本を出されております。

こちらの作品は、ドジでおっちょこちょいのブタのドーナツ屋の店長のお話。ある日、大量注文が入りアタフタアタフタ。その結果、トラブルが発生。がしかし、奇跡的に解決!?「そうきたか…」と大人も納得のストーリーでございます。手土産のドーナツの味も倍増、間違えナッシングでございます。

 

そして、もう一冊。

「おいしいぼうし」(作:シゲタサヤカ)

タイトルからは、どんなお菓子なのかは分かりません。ただ、それをご紹介するとネタバレになってしまうので、お口にチャックでございます。内容はというと…。ある朝、おじいさんとおばあさんが暮らす家の前の木に見なれないものが引っかかっておりました。

ベトベトしていて、うっすら透けております。恐る恐る舐めてみると、「おいすい」ではありませんか。たまらず、二人は完食。しかし、そのあと、そのベトベトしたものが実は〇〇だったと発覚、事態は急展開!という内容でございます。

カンのいい方ならお分かりかもしれませんが、何のお菓子か気になる方は是非、書店、図書館でチェックしてみてくださいませ。人気絵本サイト「絵本ナビ」だと、今回紹介の2冊とも現在、全ページためし読みができるみたいでございます。

ちなみに、こちらの絵本の作者、シゲタ様も今、大人気の絵本作家様でございます。昔の絵本しか知らない方は、衝撃を受けるかもしれません。登場人物の目がオール「白目」でございます。とにかく笑えます。とくに女子には刺さります。漫画の「東京タラレバ娘」が好きな方は、ハマること間違いナッシングtooでございます。笑えて、ほっこりする癒し系絵本でございます。

 

今年の正月休みは是非、“手土産絵本”を片手に帰省を…。

(文:N田N昌)

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N田 N昌
この記事を書いた人

N田 N昌

放送作家・ナンセンス絵本マニア 「有田とマツコと男と女」「レゴニンジャゴー(アニメ)」 「天才テレビくんMAX」「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」 など、テレビ・ラジオ番組の構成脚本を担当。

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