最近ネットで話題になっているチューイング症をご存知ですか?
これから夏に向けダイエットを始めようと言う方の中に、「チューイングをしてみようか?」と思っている方は要注意。チューイングはとても怖い行為なんです。いったいどんな怖いことが待っているのか?摂食障害にも詳しい都内ででカウンセラーをしている方に教えて頂きました。
チューイング症とは…
名前の通り、食べ物を噛んだ後飲み込まずに口から出すという行為を繰り返すこと。ひと昔前は、飲み込んだものを吐き出すという行為をすることが話題になっていましたが、もう少し簡単な方法、食べ物を噛んでも飲まなければカロリーをとらずに済むからと、ダイエット法として行う人が増えているようです。ですが、このチューイング症は脳に危険を及ぼす、とても危険な行為なんです。では、なぜ脳への危険があるのかご紹介します。
胃酸で胃が荒れる
食べ物を入れて咀嚼を繰り返すと、脳からは消化のために胃酸を出したり、血糖値を下げるためにインシュリンを分泌したりします。しかし、チューイングを行うと、食べ物が体の中へ入ってこない、消化すべき食べ物がないにもかかわらず胃液が分泌され、その結果、胃酸過多となり胃の粘膜が傷んでしまうのだそうです。
自律神経の乱れによる全身の不調・老化
チューイングで満腹中枢は満足させられますが、口に入れ咀嚼する事で脳は「今食事をしている」って認識はするものの、結局飲み込まないと胃に何も入らないので「食べたのに栄養が入らない」と脳が混乱し、自律神経が乱れてしまうとされています。自律神経が乱れると、精神面が不安定でイライラしてしまうのです。
食欲のコントロールが効かなくなり過食や拒食に陥るケースも
脳の異常により食欲のコンントロールが効かなくなってしまうことが予想されます。そうなると、度を越して食べ過ぎてしまう過食症になることや、食事を受けつけなくなってしまう拒食症に陥るケースも考えられます。
顎の使いすぎによる顎関節症
飲み込まないからと、大量にチューイングするケースが多くなっていくそうで、その結果、長時間噛み続けることにより、顎に負担がかかり顎関節症などの症状が出ることもあると言われています。えらがはったり、フェイスラインが変わったりと言うことも考えられるとされています。
脳と体の仕組みを壊せば、健康を害してしまいます。脳の錯覚を使うと自律神経などに大きな影響を及ぼし、体の不調だけでなく精神の崩壊にもつながりかねませんので、気を付けていただきたいと思います。