大腸活とオンライン共食でコロナ禍を乗り切る。青学 原監督「大腸活大作戦で優勝目指して頑張る!」

2020/08/13
マガジンサミット編集部

“大腸から日本人の健康長寿に貢献”することを目指し、大腸ケアに関連する事業会社が業界を超えて連携し活動をおこなう『大腸活コンソーシアム』(参画企業:武田コンシューマーヘルスケア株式会社、帝人株式会社、東亜薬品工業株式会社、森永乳業株式会社)が、「第2回「みんなと食べる!大腸活テーブル」青山学院大学・駅伝部 原監督と食べる夏の体づくりと大腸によいランチ」を開催しました。

この「みんなと食べる!大腸活テーブル」オンラインランチ会は、ビフィズス菌や酪酸菌などの善玉菌とそのエサを補う大腸に良いメニューによって、大腸を意識してケアする“大腸活”と、埼玉県内3年連続健康長寿No.1となった健康長寿の町、埼玉県鳩山町の友人・知人などと一緒に食事をする「共食」の取り組みを参考に、“大腸活”と“共食”の価値を広めていく一環として開催されています。

2回目となる今回は、箱根駅伝の常勝チームである青山学院大学 陸上競技部 長距離ブロックから原晋監督らを招き、夏に負けない体づくりや青学陸上競技部の強さの秘密となる食事についてトークセッションを行い、250名の視聴者がオンラインで参加。原監督らとのランチを楽しみました。

写真上段)ゲストの原晋さん(青山学院大学・陸上競技部 長距離ブロック監督)と原監督の奥様で町田寮の寮母 原美穂さん(青山学院大学・陸上競技部 町田寮 寮母)。写真下段)中野ジェームズ修一さん(フィジカルトレーナー/青学陸上競技部トレーナー)と神林勇さん(青山学院大学・陸上競技部 長距離ブロック 主将)

食事は楽しく摂ることが大切

原監督は、陸上競技部の選手らを指導するにあたり、大腸の重要な役割のひとつである“幸せホルモン”といわるセロトニンの分泌を促すためにも、セロトニンの原料となるトリプトファンなどを大豆や乳製品から積極的に摂るだけでなく、皆で楽しく食事をする“共食”の考えを日頃から大切にしています。

独りで食事をすると必然的に早食いになりやすいため、誰かと一緒に食事をし、おしゃべりをしながら噛むことで咀嚼回数を増やし、唾液の分泌をうながして栄養の消化吸収を助けたい意図があります。

スポーツ選手のなかでも、特にマラソンランナーはカロリー消費率が高く、体重が落ちすぎないよう管理するためにも、適切な食事量のなかで、より栄養の吸収率を良くすることが必要です。しかし、食べることもトレーニングだと考えると楽しくなくなってしまうため、そのような意味でも、食事の満足度が高く、仲間ともに食事をする“共食”は理にかなっており、選手たちの健康とパフォーマンスを向上させる手段として一役買っているそうです。

好き嫌いを減らす効果も期待できる

町田寮の寮母 原美穂さんは、寮母として初めて食事を出したときに、あまりにも皿に食べ残しが多かったエピソードを例に挙げ、強い選手を育てるためには、好き嫌いを減らし栄養バランスを向上させる“共食”が有効ではないかと話します。

皆で食卓を囲みながらのコミュニケーションを通して、日頃馴染みのない食品を食べるきっかけや、好き嫌いを克服する機会が生まれるなどの様々なメリットが期待でき、選手自身の健康意識を考える良いチャンスになるそうです。

ちなみに、トマトが大嫌いな神林選手は“皆がいるから、泣きながらでもトマトを食べることができる”そうで、そのおかげもあってか入寮してから体調を崩したことがないと話します。原監督の印象では、足の速い選手ほど食べるのが遅い傾向があるそうで、神林選手も気が付くと1時間くらい食堂に座っており、たっぷりと時間をかけて食事をすることが日課になっているそうです。

夏の体つくりについて

さて、「みんなと食べる!大腸活テーブル」オンラインランチ会では、その名の通り、参加者が思い思いにランチを楽しみながら意見を共有したり交換したりできるのが醍醐味。ゲストらの手製ランチも見どころのひとつです。

写真)美穂さん手づくり町田寮のランチ。たまねぎ、ワカメ、シソの葉、お麩の味噌汁が水分補給のポイント。神林選手がトマト嫌いのため“お情け”で入れなかったぶん“色味”が少なくなってしまいましたが、野菜たっぷり栄養満点です。
写真)陸上競技部のとある合宿場でのランチ。豪華で美味しそう!デザートにワッフルのようなスイーツもありますね。
写真)中野トレーナーの“映える”お手製ランチ。イワシのパスタを中心に乳製品や果物など。1日14品目を食べることを目標としており、うち6品目がこのランチメニューで摂れます。

それぞれに、栄養満点で夏の暑さに負けないスペシャルなランチですが、特に中野トレーナーは「陸上競技部のフィジカルトレーナーとして恥ずかしくないメニューを」と気合十分。見た目もオシャレなランチメニューとなりました。

どのランチメニューにも共通しているのは、食物繊維や炭水化物など腸に良い食材がしっかり入っていることと、熱中症や脱水症状にならないよう工夫がされていることです。特に夏は合宿シーズンであり、もっとも走り込む陸上競技部選手らにとっては、ミネラルや鉄分、水分、炭水化物や糖質を摂る量を増やし、体調を整え、エネルギーに変えることが重要になってきます。

中野トレーナーによると、糖質1gあたりに水分が3gほど吸着しているため、炭水化物(糖質)を制限してしまうと体内の保水量(グリコーゲン)が減ってしまうので、保水量を増やすためにも糖質は必要な栄養源だそうです。ちなみに、青学陸上部の吉田祐也選手(第96回箱根駅伝 4区 - 区間賞(区間新記録)他)は、300gの白米を毎回きっちりと計量して食べていたそう。

さらに原監督からは、「食べてすぐに寝ると、就寝中に胃腸が忙しく働くため身体は休まることがなく、睡眠の質が低下する」と、就寝3時間前には夕飯を終わらせることも管理者として気を付けることのひとつだとし、夏バテに負けないよう腸を適度に休ませて、質の良い睡眠をとることが大切だとアドバイスしました。

腸を鍛えないと箱根駅伝の連覇はならない

今回のオンラインランチ会の後半には「大腸活」にちなみ、主催者側から乳酸菌とビフィズス菌の違いに関するアンケートが出題され、参加者の29%が「ふたつの菌の違いを知っている」、71%が「知らない」と答えました。

この結果に、中野トレーナーは「知られていないことも多いが、菌類に興味を持つ人が増えたのは素晴らしいことなので、これからは菌の種類にも興味をもってもらい、それぞれの特長を健康管理に役立てて欲しい」と話し、原監督は、「腸のコンデションはアスリートのパフォーマンスに大きく影響する。腸を鍛えないと箱根駅伝の連覇はならない。大腸活大作戦で箱根駅伝6度目の優勝目指して頑張ります!」と宣言。

最後に、「コロナ禍で三密を避けるために、皆で一緒に食事ができない状態が続いているが、このようなリモートでもいい、ぜひ、会話をしながら楽しく食事をしてほしい!」と結びました。

「大腸活コンソーシアム」についての詳細は https://www.daichokatsu.com まで。

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