TOM AND JERRY and all related characters and elements © & TM Turner Entertainment Co. (s19)
今、日本の絵本業界では「猫」ブームですが、たぶん、世界一有名なネコと言えば、『トムとジェリー』のトムでございます。
『トムとジェリー』は、親子3世代にわたり愛され続ける老舗中の老舗のアニメでございます。なんと誕生80周年でございます。
その誕生80周年を記念して、世界初公開となる原画や資料など約250点の展示など、これまでにない規模の展覧会「誕生80周年 トムとジェリー展 カートゥーンの天才コンビ ハンナ=バーベラ」が東京・松屋銀座で開催されております。
ヤッター!トムとジェリー展来れたー!#トムとジェリー展 pic.twitter.com/kAksYXcp4g
— よつば (@4leafclover7) 2019年4月21日
1940年にウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラが発表した短編アニメ作品として誕生。(日本上陸は1964年)ネコとネズミのドタバタ劇は瞬く間に人気を博し、7回もアカデミー賞を受賞する大ヒットシリーズとなったのでございます。日本では子供向けアニメ番組というイメージが強いので、「えっ、アカデミー賞?」と思われる方も少なくないのでは…。
実は、『トムとジェリー』がスタートした当初、1940年代は、アメリカでもまだテレビ放送が始まったばかり。テレビは裕福層のもので、当時は、今ならテレビで放送されるような番組も映画館で映画として上映されていたのでございます。当時は、映画館でニュースを見る、そんな時代だったのでございます。
エントリーされていたのは、短編アニメ部門ですが、なんと19年間で、13回もノミネートされております。ちなみに、ディズニーのミッキーやプルートでも何回かノミネートされたくらいで、ひとつのシリーズで13回もノミネートされたのは異例中の異例でございます。
それだけ人気、クオリティともにゴイスーなレベルのアニメだったこと間違いナッシングでございます。
トムとジェリー展。”トムとジェリー“という触れ込みでHB作品全体を紹介しており、世界初公開の豊富な資料集を閲覧できる。突如表れる個性豊かな立体化トム達もお出迎えしてるので老若男女におススメです。 pic.twitter.com/piIUJ5Bl8n
— 一面サイコロ。 (@1sidedice) 2019年4月19日
そんな『トムとジェリー』の歴史がたどれる超貴重な展覧会「誕生80周年 トムとジェリー展 カートゥーンの天才コンビ ハンナ=バーベラ」では、貴重な原画をはじめ、アカデミー賞受賞作品のラフスケッチやストーリーボード。さらに、天才コンビが手掛けた他の人気作、『チキチキマシーン猛レース』や『原始家族フリントストーン』などの資料も展示されております。
グッズコーナーでは、同展会場でしか手に入らない貴重な展覧会限定や先行販売など約200アイテムのグッズが用意されているそうでございます。ファンにはたまりまセブンでございます。
ゴールデンウィークまだ予定の決まっていない方は、銀座で『トムとジェリー』、いかがでございましょう。
会期は、2019年4月17日(水)~5月6日(振・月)。会場は銀座松屋8階イベントスクエアでございます。開場時間等、詳細はご確認くださいませ。
(文:絵本トレンドライター N田N昌)