次世代アーティストimaseの“ひといき”とは? JT「ひといき習慣」CM第3弾・4弾リリース記念インタビュー

2022/09/16
Shoichi Sato

「でもね、たまには」。透き通るような高音から始まる日本たばこ産業(JT)のCM、「ひといき習慣」を目にしたことがある人は少なくないでしょう。せわしない現代社会で「一息の大切さ」を訴える企業広告。上司役の井浦新さんと部下役の黒島結菜さんの名演もハマっています。今年6月からスタートしている「ひといき習慣」シリーズ。9月には第3弾・4弾が公開されました。

CMを通して存在感を示しているのが挿入歌「でもね、たまには」。歌っているのはTikTokからキャリアをスタートさせ、瞬く間に檜舞台へ駆け上がった次世代アーティストimaseさんです。2020年に音楽活動を開始。2021年にTikTokへの楽曲公開を始め、同年メジャーデビュー。まさに一息つく間もないような活躍を見せているimaseさんに話を伺いました。

-CM公開から3ヶ月。「でもね、たまには」の反響はいかがでしょうか。

「働いている世代、特に友人の親などから『めちゃめちゃ染みる』という声をいただいています。仕事に打ち込むビジネスパーソンや勉強している学生に寄り添うような楽曲なので、そういった反響はとても嬉しく思いますね」

-実際にCMをご覧になって、どのような感想をお持ちになりましたか。

「歌詞の中に『ビルに隠れた空 見上げてみよう』というフレーズがあります。それが映像とマッチしていて感動しました」

-CMへの楽曲提供は2度目。どのような想いでつくられたのでしょう。

「そうですね。初めてCMに楽曲を提供したのは『Pale Rain』でした。でも、これは共作。初めて1人でつくったCMの楽曲が『でもね、たまには』です。前作とは系統も違います。自分の色が出せたのかな。忙しい毎日を慌ただしく生きる人たちが一息つけるように。疲れている人が安らげるように。そんな想いからできあがった曲です」

「休む」は「進む」につながる

-音楽活動からメジャーデビュー、総再生数10億回突破。imaseさんご自身も目まぐるしい2年間を過ごしていると思います。

「いえ、そんなに忙しい、大変だと思ったことはないんですよ(笑)」

-imaseさんはどのようなタイミングで一息つきたくなりますか。

「やっぱりメロディーが思い浮かばない時ですね。詰まっていることがあると、考え込んでしまって解決するまで心が休まらない。そんな時、僕は映画やゲームで気分転換をしています。とは言え、僕は気持ちの切り替えが苦手。病みながら曲づくりに没頭してしまうこともしばしば。もっと、一息つくことが上手くなりたいと思っています」

-CM「ひといき習慣」シリーズに携わったことで、「休憩」に対する気持ちの変化はありましたか。

「ありますね。曲って、没頭して作れば作るほど良く感じる。でも、それは視野が狭まっているだけで、後から聴くとイマイチだったりすることもあります。一度休んでリフレッシュすると、作業も捗るんですよね。だから休むことは立ち止まることじゃなくて、進むことにつながる行為だと考えるようになりました」

大衆に届く、色褪せない曲

-8月には新曲「NIGHT DANCER」が配信されました。どういった想いをのせた楽曲ですか。

「ずっと、ダンスナンバーをつくりたいと思っていました。でも、その実力やアイデアが足りなかった。経験を重ねてレベルアップしたからこそできた曲だと思います。R&Bとポップスがバランス良く交わった曲です。ぜひ、たくさんの人に聴いてほしいですね」

-「NIGHT DANCER」の曲づくりはどのように。

「最近はドライブをしながら曲づくりすることにハマっています。ドライブ中、同じような系統の洋楽を聴いてインスピレーションを得ました」

-短期間で生活は激変したと思います。心境の変化などはありますか。

「それが全くないんですよ(笑)。音楽業界に足を踏み入れた時から『大衆に届きやすい音楽を提供したい』という想いがあって、それは今も変わりません。常に自然体でいて、心のそこから発せられるメロディーこそ、大衆に届くと思う。だから、変にビジネスを意識するのではなく、楽しいという感覚でいます」

-今後の目標をお聞かせください。

「やっぱりライブですよね。1人のアーティストに、あれだけのお客さんが熱狂するのは凄いこと。いつか大きなステージに立てれば。あとは、いつまで経っても色褪せない曲をつくっていくこと。大衆に届く曲は、色褪せないと思う」

-ありがとうございます。では、最後にファンへメッセージをお願いします。

「はい。今はストレス社会。忙しい毎日もONとOFFの切り替えが大切だと思います。僕も意識的に取り組んでいます。「でもね、たまには」を聴いて、ぜひ皆さんも一息つく大切さを感じていただければ。それから、新曲『NIGHT DANCER』は僕にとって成長を感じるチャレンジングな曲。こちらもぜひ、聴いてください」

【imase】

岐阜出身の21歳の新世代男性アーティスト。音楽活動開始わずか1年で、TikTokに投稿したオリジナル曲の総再生回数が12億回を突破しティーンから絶大なる人気を得ている。

メジャーデビュー曲「Have a nice day」はSpotify日本バイラル週間チャートで1位を獲得するなど今話題沸騰中のアーティスト

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Shoichi Sato
この記事を書いた人

Shoichi Sato

地域ミニコミ紙の編集記者、広告代理店を経てフリーライターとして活動中。趣味は山登りなど、スポーツ全般の元高校球児。未確認生物や宇宙、戦国時代 などが好きなロマン追求型。座右の銘は「気は遣うものではなく、配るもの」。 ブログ:s1-thats-WRITE

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