滅多に起きることがないから「奇跡」といいますが、世界で奇跡は頻繁に起きています。たとえば、2022年8月に報じられたメキシコのニュース。食中毒で命を落とした少女がいましたが、その後、葬儀が行われると、なんと棺の中で動き出し息を吹き返していたそうです。このように嬉しい奇跡はウエルカムでたくさん起こってほしいもの。今回はそんな嬉しいウソのようなミラクルニュースを紹介します。
4000フィートの雪山で結婚指輪を紛失……見つけたのは?
アメリカのとある男性が、4000フィートの雪山を登山。その帰りに結婚指輪を失くしていることに気づいたんだとか。心当たりは山頂で手袋を外したとき……。探しに戻るわけにもいかず、見つからないと思いつつ、SNSに指輪を失くしたことと、この山を登る機会のある人がいたら探してほしい、と投稿し呼びかけたそうです。これを見た赤の他人の男性が友人とともに、その雪山に登ることにしたそうです。見つかるわけない、とは思っていたそうですが、2日後に金属探知機を装備し出向いたといいます。そして、たどり着いた山頂で金属探知機のスイッチを押してみると反応が。おそるおそる雪をかき分けてみると、なんと婚約指輪を発見。しかも後日、指輪を失くした男性に届けるというナイスガイっぷり。指輪を手にした男性は、まさしく自分のものだと断定。諦めていたものが再び手に戻ったことに、たいそう喜んだそうです。
9歳の男の子が奇跡の判断! 誘拐犯から妹を救う
アメリカに住む女性が、息子と娘を車に乗せガソリンスタンドへ。女性は一人、車から降り、給油……という何でもない光景から一転、地獄が訪れます。突如、知らない男が現れその車に入り込み、運転席に。不審者に気づいた母は鍵を外そうとしましたが、男は銃を突きつけ脅したそうです。動けない母、我が子が誘拐されてしまうかもしれない状況に泣き叫んでいると、異常事態を察知した9歳の息子が、こっそりドアを開け飛び出すと、車の後ろを通り、妹が座る側のドアを慎重に開けました。そして妹のシートベルトを外すと、救助。銃を持った男はこれに気づいたかは分かりませんが、車を奪い逃走しました。その後、この男は警察によって逮捕されましたが、警察は少年の勇気と、奇跡の判断を称賛したそうです。
二重に奇跡! 行方不明の愛犬が2カ月ぶりに発見
アメリカ・ミズーリ州の洞窟でのこと。洞窟の排水システムを管理する男性は、探検チームと地図を作製するため奥の方へと入っていきました。するとチームは奥深く35キロメートル、地下150メートル地点で、やせ細った犬を発見。救助を試みますが、素人では無理と判断。消防署に通報し、救助を依頼しました。これにより犬は無事救われることになりましたが、自力で歩けないほど衰弱していたそうです。さらに奇跡は続きます。この犬の飼い主が見つかり、なんと彼らの下に返されることになりました。飼い主によると、行方不明になってから2カ月経っていたとのこと。
飼い主は、感謝の気持ちとして、救助してくれたチームにアイスを差し入れしたそうです。
犬が洞窟でどのように生活していたか不明だそうですが、水は豊富にあり、魚もいたそうです。
5年後に飼い猫発見! 見つかったのも奇跡、その場所も奇跡!?
アメリカ・オレゴン州で飼われていた黒猫が、突如、行方をくらませました。飼い主は心配し、行方不明の届けを出し、来る日も来る日も帰りを待ちわびましたが、やがて時は過ぎ、最悪の事態もよぎっていたそうです。そして5年後……、なんと行方不明の黒猫が発見されたという報告が。しかも保護された場所は、ニューメキシコ州で、自宅から1900キロメートル離れた場所。その後、飼い主と奇跡の再会を果たした黒猫は、幸せに暮らしているそうです。
この猫がどのような手段で1900キロメートルも移動したかは不明ですが、飼い猫であると判断されたのは、皮下に埋め込まれたマイクロチップの情報のおかげだそうです。