「ずうとるび」が38年ぶりに復活コンサートをヤルぞ!

2020/01/28
放送作家 石原ヒサトシ

1974年~1982年までアイドルグループとして大人気だった『ずうとるび』が38年ぶりに復活しコンサートツアーを行う。

山田隆夫(63)、江藤博利(61)、新井康弘(63)、今村良樹(62)の元祖メンバーに加え、‘77年に山田脱退後、新しく加入した池田善彦(60)を交え、初めて5人編成でのステージを披露する。

【2020 ずうとるび 復活ライブ!】

■2020年2月9日(日) 昼の部14:00/夜の部19:00
場所:東名厚木健康センター(神奈川県厚木市岡田3-17-10)
観覧整理券:2,000円(税込)
観覧整理券販売開始日:1月31日(金)11:00〜

■2020年2月10日(月) 昼の部13:00/夜の部18:00
場所:草加健康センター(埼玉県草加市北谷2-23-23)
観覧整理券:2,000円(税込)
観覧整理券販売開始日:1月27日(木)12:00〜

■2020年2月22日(土) 昼の部14:00/夜の部19:00
場所:相模健康センター(神奈川県座間市東原3-23-1)
観覧整理券:2,000円(税込)
観覧整理券販売開始日:1月31日(金)10:00〜

※詳細は以下のURLのページで。

https://yamatakabou.wixsite.com/yamadakun/zuutorubi

ずうとるびって?

ずうとるび!? ビートルズじゃなくて?・・・という人は多いはず、なんせ38年も前に解散したグループだし、名前もビートルズをもじってグループ名は付けられたのだ。(三波伸介さんはよく「びいとるず」と言って間違えていた)

ずうとるびを説明するなら、日本テレビ「笑点」の座布団運び山田たかお(山田隆夫)が元々在籍していたグループというと説明がしやすい。

結成のきっかけは1973年『笑点』のコーナー「ちびっ子大喜利」で山田隆夫が座布団10枚を獲得したこと。そして山田が中心となり仲間である江藤、今村、新井の4人で活動がスタートした。翌年には「透明人間」(作詞/作曲山田隆夫)でレコードデビューを果たし、「みかん色の恋」「恋があぶない」などのヒット曲を飛ばす。‘75年にはNHK紅白歌合戦にも出場、対戦相手はキャンディーズだった。

当時の男性アイドルは、郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎の御三家を中心にピンが多い中、グループといえば、ジャニーズにフォーリーブス、歌で聴かせたフィンガー5等が人気だった。そこへ飛び込んできたのがずうとるび。グループサウンズとは違いアイドル的ポジションでのバンドグループは草分け的存在だったかもしれない。ただ、バンドとしながらそもそも楽器ができたのはギターの山田くらいで、あとの3人は楽譜も読めない素人だったため猛レッスンを積んだという。曲によっては楽器を持たず4人が立ちで軽く踊りながら歌うことも多かった。

音楽を差し引いても全員にバラエティセンスがあって、歌番組にもバラエティ番組にも出演し、テレビで見ない日はないくらいの売れっ子に。特に子どもや若い女の子の人気者になった。

1977年、山田隆夫が結婚を機に音楽性の違いもあって脱退し、一般公募から選ばれた池田を加えた新生ずうとるびがスタートする。キャラが濃かった山田は抜けたが、コミックバンドとして楽しい曲がウケ、江藤の人気や新井の俳優センスが光るなどあってグループとしての活動は1982年まで続いた。

おぼろげな記憶「山田は嫌われていた(笑)」

ずうとるびがブレイクしていたのは幼少の頃だったので記憶はおぼろげだが、小さい頃からテレビっ子だった私は「またテレビ出てる」とよく思った。

当時は今のように沢山のお笑い芸人が出る番組は殆ど無く、バラエティ番組といっても出演者はアイドルを含めた歌手がメインで、コントやゲーム企画でお茶の間の笑いを誘っていた。そんな中で、ちょっとしたヨゴレも任せられるアイドルとしてずうとるびは重宝したのだろうと思われる。歌番組はもちろん、特番の芸能人運動会、芸能界水泳大会でも大活躍。お正月の「かくし芸大会」(フジテレビ)の時代劇ドラマで、江藤が家の中でズルっとコケた瞬間、畳との摩擦で膝をやけどしたNGシーンは大笑いした。

子どもだったからか、私は最も目立っていた山田が好きだったが、年の離れた姉は江藤が好きで「山田は目立とうとしすぎ。絶対メンバーから嫌われている」とよく言っていた。

“そんなわけはない”と思っていたが、ある番組で、これもうっすらな記憶でしかないが、山田が「メンバーから嫌われている」という内容のドッキリを仕掛けられる企画があった。山田は自分が嫌われていると知った瞬間、顔が強張り居た堪れない状況になった。しかしそれがドッキリと明かされ山田はホッとしたのか号泣した。メンバーは笑っていたし「ウソウソ」とたしなめていた。

ただ、それがちょっと衝撃的で、山田がグループ脱退すると知ったときは「やっぱ仲が悪かったんだ、嫌われてたんだ」と思った。

芸能人のグループってテレビでは仲良さそうにしているけど本当は違うかもしれない、と疑るようになった。私は「人間関係には裏がある」ということをずうとるびから知った。もちろん、ずうとるびの仲について本当の所はよく知らないが(笑)・・・。

最後に、ずうとるびが好きだった証が棚の奥に残っていたので貼っておく。

山田のパートの「でも~でも~」を真似してよく歌った。コンサートでもきっとあの口調で歌ってくれるだろう(笑)。

この記事が気に入ったらいいね!しよう

放送作家 石原ヒサトシ
この記事を書いた人

放送作家 石原ヒサトシ

放送作家 「クイズ雑学王」、「ボキャブラ天国」等 バラエティを中心にイロイロやってきました。なんか面白いことないかなぁ~と思いながら日々過ごしています。野球、阪神、競馬、ももクロ、チヌ釣り、家電、クイズ・雑学、料理、酒、神社・仏閣、オカルトなことがスキです。

放送作家 石原ヒサトシが書いた記事

あなたへのおすすめ

カテゴリー記事一覧

pagetop